オスロの米国大使館爆発、警察は「テロの可能性」も視野に捜査
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【3月9日 AFP】オスロ警察は8日、同日未明に米国大使館で発生した爆発について、テロ行為の可能性があるとしつつ、他の原因についても捜査を進めていると発表した。
爆発は午前1時(日本時間同9時)ごろに領事部の入り口付近で発生したが、負傷者はおらず、物的被害も軽微だった。
当局は、爆発が大使館を狙った「爆発装置」によって引き起こされたと述べたが、それ以上の詳細は明らかにしていない。
建物の入り口の外には雪の中に砕けたガラスが見え、厚いガラスのドアにはひびが入っていた。天井のランプは配線からぶら下がり、ドアの足元には爆発によると思われる黒い跡があった。
警察の責任者フローデ・ラーセン氏は国営テレビNRKに対し、「テロ行為である可能性は仮説の一つ」と述べた。一方で、「その一点に固執しているわけではない。背後に他の原因がある可能性も念頭に置かなければならない」とも述べている。
またラーセン氏は記者団に対し、実行犯の捜索を進めているものの、「現時点で容疑者はいない」としている。
■中東戦争との関連は?
米国の軍事作戦をめぐって中東諸国にある米大使館では厳戒態勢が敷かれているが、イランは産業や外交の標的を攻撃している。
オスロの捜査当局もこの戦争との関連性を排除していない。
ラーセン氏は「現在の安全保障政策上の状況を踏まえれば、この事件をその文脈で見るのは自然なことだ」としている。
また、ノルウェーのヨーナス・ガール・ストーレ首相は、国内の「その他の米国関連施設やイスラエル関連施設、ユダヤ系施設」でも警備を強化したと話し、「オスロや国内の他の地域で市民に危険が及んでいることを示すものは何もない」と強調した。(c)AFP