150人超死亡のイラン女子小学校攻撃、米軍が実施した可能性が最も高い 米紙報道
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【3月7日 AFP】米紙ニューヨーク・タイムズ紙は5日、児童ら少なくとも150人が死亡したイラン南部ミナブにあるシャジャレ・タイエベ女子小学校に対する攻撃について、米軍が実施したものである可能性が最も高いと報じた。
イラン当局によると、攻撃は2月28日に行われ、児童ら少なくとも150人が死亡した。
イスラエルも米国も、この攻撃について責任を認めていない。米国防総省は、本件について調査中としている。
ニューヨーク・タイムズは5日、ホルムズ海峡付近のイラン革命防衛隊(IRGC)の海軍基地を攻撃したとの米軍の声明は、「米軍が攻撃を実行した可能性が最も高いことを示している」と報じた。女子小学校はその基地の近くにあるからだ。
攻撃当時のソーシャルメディア投稿や目撃者が撮影した写真・動画を分析した結果、女子小学校は革命防衛隊の基地と同時に攻撃されたことが分かったという。
米当局者2人はロイター通信に対し、米軍の調査チームも同軍が攻撃を実施した可能性が高いと考えていると述べた。
米軍制服組トップのダン・ケイン統合参謀本部議長(空軍大将)は4日、当時、米軍はイラン南部の沿海部で攻撃を実施し、イスラエル軍は主にイラン北部で攻撃を実施していたと説明した。
ニューヨーク・タイムズによると、ケイン氏が示した地図では、作戦開始から100時間以内にミナブを含む地域が攻撃目標となっていたことが示されている。
ニューヨーク・タイムズが確認した2013年の衛星画像によると、この女子小学校はかつてイラン革命防衛隊の海軍基地の一部だった。
だが同紙は、公開されている過去の衛星画像には「小学校には、校庭やその他のレクリエーションエリアなどがあり、学校としての特徴があることが示されている」と指摘した。
スタンフォード大学人権・国際正義センターで教鞭を取る元国務省職員のベス・バン・シャーク氏はニューヨーク・タイムズに対し、「米国の情報能力を考えれば、近くに学校があることは分かっていたはずだ」と語った。
ノルウェーを拠点とする人権団体ヘンガウは、攻撃当時、小学校では午前の授業が行われており、約170人の児童がいたと報告している。
4日、米国が小学校攻撃に関与したかどうかを問われると、ホワイトハウスのキャロライン・レビット報道官は、「われわれの知る限りでは関与していない」と答えた。(c)AFP