韓国で飲食店のペット同伴入店が解禁…制度初日に「むしろ入れる店が減った」と戸惑いの声
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【03月06日 KOREA WAVE】韓国で飲食店やカフェへのペット同伴入店が法的に認められた制度の施行初日、現場では「むしろ行ける店が減った」という声が上がっている。
1日午後、全羅南道羅州市のカフェを訪れた31歳の女性は、愛犬とともに店に入ろうとしたが「本日からペットの入店は不可」と告げられ、引き返すことになった。
女性は「三・一節の連休に合わせて釜山から旅行に来た。ここは有名なペット同伴カフェだと聞いていたのに驚いた」と話した。
このカフェの店主は「開業以来ペットフレンドリーとして営業してきたが、きょうから関連法が施行され、満たすべき条件が増えたため、入店自体を見合わせることにした」と説明した。
光州市の尚武地区にある飲食店でも、この日からペットの入店を停止した。
33歳の利用客は「法施行でむしろペットフレンドリーな店が減っている。今後は最初から“ペットカフェ”として営業する店に行くしかない」と語った。
この店の店主は「ペット同伴を広げる趣旨の法改正だが、事業者側の負担は大きい。基準が厳しく複雑で、大型店やフランチャイズなら対応できるかもしれないが、小規模店には難しい。初期費用や管理負担が重い」と打ち明けた。
これまで韓国では、ペットを連れて飲食店に入ることは原則として禁止されていた。
今回施行された改正規則では、犬と猫に限り、所定の施設基準を満たした営業所であれば、別用途の施設と分離・区画しなくても同伴入店を認めると定められた。
ただし、入口にはワクチン接種済みの動物のみ入店可能であることを掲示し、実際に証明書を確認する必要がある。
また店内では、他の客や動物と接触しないよう十分な間隔を確保し、専用スペースを設けることなどが求められる。
事業者は▽ペット専用椅子▽ケージ▽リード固定装置▽④専用区画――のいずれかを必ず備えなければならない。具体的な距離基準は定められていないが、物理的接触を防ぐ措置が必要とされる。
さらに、毛などの異物混入を防ぐため、料理にはふたやカバーを使用することが原則とされ、排せつ物処理用の専用ごみ箱の設置も求められる。
制度は始まったばかりだが、現場では期待と戸惑いが入り混じる状況となっている。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News