ソウル市大峙洞の塾街(c)news1
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【03月06日 KOREA WAVE】韓国の2027年度大学入試で、大学に在学しながら再び大学修学能力試験(修能)に挑戦する、いわゆる「半浪生」が10万人に迫り、過去最大規模となる可能性が高いとの見通しが示された。

現行の統合型修能と内申9段階評価が同時に終了する最後の入試となることに加え、地域医師制度の導入に伴う医学部定員拡大など複数の要因が重なり、上位層を中心に再挑戦が増えると分析されている。

受験教育機関の鍾路学院は3月2日、半浪生の規模と大学中途退学者の推移を総合的に分析した結果、2027年度修能の半浪生が10万人規模に近づくと予測した。

近年、半浪生の数は増加傾向にある。2022年度は8万2006人、2023年度は8万1116人、2024年度は8万9642人だった。2025年度は9万3195人で2011年度以降最多を記録し、2026年度も9万2390人と、2年連続で9万人を上回った。こうした流れが続けば、2027年度には10万人台に達する可能性がある。

再受験生全体に占める半浪生の割合も、最近はおよそ50%前後で推移しており、大学在学中に再受験する形態が一定の構造として定着しつつある。半浪生の規模は、11月の本試験における再受験生数から6月模試の再受験生数を差し引く方法で推計されている。

この傾向は大学の中途退学統計にも表れている。2025年には、ソウル大学・延世大学・高麗大学の中途退学者が2496人となり、過去最多を記録した。ソウルの主要10大学全体では8683人に達している。

医学部、歯学部、韓医学部、薬学部など医療系学部の中途退学者も1004人となり、初めて1000人を超えた。

過去5年間の推移を見ると増加は顕著だ。ソウル大学・延世大学・高麗大学の中途退学者は、2021年の1624人から2025年には2496人へ拡大。医療系学部の中途退学者も同期間に311人から1004人へと3倍以上に増えた。

こうした背景には、上位大学や医療系学部への進学を「最終目標」ではなく「通過点」とみなす風潮が強まっていることがあるとみられる。半浪と中途退学が連動し、再挑戦が一つの進路選択として定着しているとの指摘もある。

さらに入試制度の変更も受験生心理に影響を与えている。2027年度は内申9段階制が適用される最後の年で、2028年度からは5段階制へ移行する予定だ。現行制度では1等級は上位4%以内だが、新制度では上位10%以内に拡大する。これにより最上位層の相対的優位が弱まる可能性があるため、制度変更前に再挑戦を選ぶ動きが出かねないとみられている。

医学部定員拡大や、前年の修能が比較的難しかったことなども重なり、再受験需要はさらに増える可能性がある。

鍾路学院のイム・ソンホ代表は「内申制度の転換、医学部定員拡大、修能の変化など複数の要因が同時に重なっている。半浪生が増えれば、在学生の中途退学規模も同時に拡大する可能性がある」と見通しを示した。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News