【3月6日 AFP】ドナルド・トランプ米大統領は5日、米国とイスラエルのイラン攻撃で死亡した最高指導者アリ・ハメネイ師の後継選出に自身が関与する考えを示し、ハメネイ師の息子は後継者として「受け入れられない」と述べた。

トランプ氏は米ニュースサイト「アクシオス」のインタビューで、イランの新たな指導者の選定について「関与しなければならない」と主張した。

ハメネイ師の息子のモジタバ・ハメネイ師が有力な後継候補に浮上していることについて、「息子は軽量級。私にとって受け入れられない。我々はイランに調和と平和をもたらす人物を求めている」と述べた。

その上で、イランにおいて好ましい指導者がいなければ、米国は5年以内に再びイランとの交戦に突入する可能性が高くなるとの見通しを示した。

イランのイスラム聖職者で構成する機関「専門家会議」は、次期最高指導者を「近く選出する」としている。

トランプ氏は関与の詳細について言及していないが、ベネズエラの政権移行における自身の関与が前例になることを示唆した。

ベネズエラでは1月、米軍がニコラス・マドゥロ大統領を拘束した後、副大統領のデルシー・ロドリゲス氏がトランプ氏の支持を受けて政権を維持。米政府への譲歩と引き換えに体制を存続させた。

一方、1979年のイラン革命(イスラム革命)で退位に追い込まれた故パーレビ国王の息子で、米国で亡命生活を続けるレザ・パーレビ元皇太子は、現体制が選出する新たな最高指導者はすべて正当性を欠くとし、自身が移行期の指導者の役割を果たすことを提案している。

パーレビ氏は先週、ハメネイ師の死亡を受け、イラン・イスラム共和国は終焉(しゅうえん)を迎えたと述べ、X(旧ツイッター)に「彼の死によって、イスラム共和国は事実上終わりを迎え、まもなく歴史のごみ箱へと葬られるだろう」と投稿した。(c)AFP