【3月5日 AFP】米南部アーカンソー州のロノーク郡保安官選挙で、娘を性的虐待したとされる男を射殺したとして第2級殺人罪で起訴されている男が、共和党候補に選出された。

アーロン・スペンサー被告は2024年10月、当時13歳だった娘に対する性的虐待の罪で起訴されていたマイケル・フォスラー被告(67)を射殺。第2級殺人罪で起訴され、公判を待っている。スペンサー被告は、娘を守るために行動したと主張している。

今週の行われた選挙のデータによると、ロノーク郡保安官選挙の共和党予備選で、スペンサー被告は約54%の票を獲得し、現職のジョン・ステイリー氏を約2700票差で破った。

ステイリー氏は4日に撤退を表明したため、スペンサー被告は11月の本選挙の最有力候補となった。

スペンサー被告はソーシャルメディアへの投稿で、「ロノーク郡は昨夜、明確なメッセージを送った。これからが本番だ」「私は保安官事務所に説明責任と高潔さを取り戻すために立候補した。そして、この郡の住民もまさに同じことを望んでいることを示してくれた」と述べた。

米メディアによると、スペンサー被告は第2級殺人罪について無罪を主張しており、保釈金を納付して釈放されている。公判の日程はまだ決まっていない。

スペンサー被告に射殺されたフォスラー被告は事件当時、スペンサー被告の娘に関連する数々の性犯罪で起訴され、保釈中だった。

報道によると、娘の姿が見えなくなった後、スペンサー被告は娘を連れて逃げようとしているフォスラー被告を発見。衝突の末に射殺した。

米紙ニューヨーク・タイムズによると、スペンサー被告は当選したとしても、裁判で有罪判決を受けた場合、保安官としての職務を遂行できなくなる。(c)AFP