【3月5日 AFP】ドナルド・トランプ米大統領が米軍によるイラン攻撃に関連してスペインが基地使用を拒否したことを理由に同国とのすべての貿易を打ち切ると警告したのを受け、フランスのエマニュエル・マクロン大統領は4日、スペインのペドロ・サンチェス首相に対し「連帯」を表明した。フランス大統領府(エリゼ宮)が発表した。

大統領府は、「大統領はサンチェス首相と会談し、スペインに対する最近の経済的威圧の脅迫に対し、フランスの欧州連帯を表明した」と述べた。

トランプ氏は3日、サンチェス政権がスペイン南部にあるロタ海軍基地とモロン空軍基地の使用を拒否したこと、そしてスペインが北大西洋条約機構(NATO)加盟国の国防費の目標である国内総生産(GDP)比5%まで引き上げるのを拒否していることを激しく批判した。

トランプ氏は、「したがってスペインとのすべての貿易を断ち切るつもりだ。スペインとは一切関わりたくない」と述べた。

サンチェス氏率いる左派政権は、イスラエルによるパレスチナ自治区ガザ地区での軍事作戦や、南米ベネズエラのニコラス・マドゥロ大統領の排除を目的とした軍事作戦に断固反対するなど、一連の政策をめぐりトランプ政権の怒りを買っている。

マクロン氏は3日夜のテレビ演説で、米国とイスラエルは「国際法の枠外」で軍事作戦を行っておりわれわれはこれを容認できないと述べる一方、「この状況の主な責任はイラン・イスラム共和国にある」として、イランの「危険な」核開発計画、中東の代理勢力への支援、そして1月の抗議デモ中の「自国民」に対する銃撃命令を例に挙げた。

マクロン氏は、中東での紛争拡大を受け、原子力空母シャルル・ドゴールを地中海に派遣すると発表した。(c)AFP