中東情勢悪化で航空混乱…韓国の海外旅行者に動揺、キャンセルなら高額違約金の板挟み
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【03月05日 KOREA WAVE】イランを発端とする中東情勢の悪化で航空路が混乱する中、海外旅行を控えた韓国の旅行者の間で不安が高まっている。
特に欧州やアフリカ路線の主要ハブであるアラブ首長国連邦(UAE)の空域が閉鎖と一部再開を繰り返しており、旅行者は安全と高額な違約金の間で難しい判断を迫られている。
4月初めに語学留学を予定している留学生は「ドバイ経由で渡航する予定だが、キャンセルすると手数料が60万ウォン(約6万6000円)を超える」と悩みを明かした。現地情勢が不安定な中で出発を強行すべきか判断できない状況だという。
航空業界によると、韓国時間3月2日午前1時30分ごろ、アブダビの空域が一部再開され、限定的に運航が再開された。エティハド航空は、3日以前出発便の乗客に対して全額払い戻しを保証する措置を取った。
一方、韓国人利用者の多いドバイ空港は依然として無期限閉鎖の状態が続いている。空港施設の一部損傷や、高級ホテル周辺で発生した火災などの影響とされている。
この影響で、大韓航空の仁川―ドバイ路線は全面運休となった。エミレーツ航空も現地時間午後3時まで往復便を停止し、5日以前に予約した利用者には無料での日程変更や払い戻しを認めている。カタール航空も一時的に運休し、再開時期を見極めている状況だ。
混乱が続く中、旅行者は航空会社や旅行会社の公式発表を待たず、自ら情報を収集している。オンラインコミュニティでは航空告示(NOTAM)の内容や飛行経路情報が共有され、「特定航路が再開」「アブダビ発着が可能」といった専門的な情報が飛び交っている。
出発を控える旅行予定者は「コールセンターはつながらない。コミュニティのリアルタイム追跡情報の方が早い」と話した。
経済的負担も小さくない。中東空域を避けた迂回ルートの採用により飛行時間が1~2時間延び、燃料費上昇も重なって航空券価格は上昇している。
問題となるのはキャンセル時の違約金だ。航空会社が正式に欠航を発表する前に自主的にキャンセルした場合、数十万ウォン規模の手数料が発生する。ホテルについても「返金不可」規定が適用される場合が多く、利用者は事実上の“強制搭乗”を迫られる恐れもある。
旅行業界関係者は「外務省の渡航警報の変更を注視し、欠航証明書を取得して不可抗力を証明するのが現実的な対応だ」と助言している。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News