【3月4日 AFP】米フロリダ州は3日、警察官から銃を奪い取って射殺したとして有罪判決を受けた男に対し、薬物注射による死刑を執行した。

フロリダ州矯正局によると、ビリー・カース死刑囚(53)はレイフォードの州立刑務所で午後6時24分(日本時間4日午前8時24分)に死亡を確認された。

カース死刑囚は、1991年に警官のダニー・パリッシュさんに車両を停止させられた際、銃を奪い取って射殺した罪で死刑判決を受けた。

米国で今年5件目、フロリダ州で3件目の死刑執行となった。他の2件はそれぞれオクラホマ州とテキサス州で執行された。

昨年は、47件の死刑が執行された。52件が執行された2009年以来、最多となった。

最も多かったのはフロリダ州で19件、次いでアラバマ州、サウスカロライナ州、テキサス州がそれぞれ5件ずつだった。

昨年執行された死刑のうち、39件は薬物注射、3件は銃殺、5件は窒素吸入(窒素ガスをフェースマスクに注入して死刑囚を窒息死させる方法)により執行された。

窒素吸入による死刑執行は、国連の専門家によって残虐かつ非人道的だと非難されている。

死刑は全米50州のうち23州で廃止、カリフォルニア、オレゴン、ペンシルベニアの3州では執行が一時停止されている。

ドナルド・トランプ大統領は死刑を支持し、「特に凶悪な犯罪」に対する死刑適用の拡大を求めている。(c)AFP