クリントン元大統領、エプスタイン・ファイルの温水浴槽写真について釈明
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【3月4日 AFP】ビル・クリントン元米大統領(79)は、少女らへの性的人身取引の罪で起訴され勾留中に死亡した富豪ジェフリー・エプスタイン元被告の捜査に関する資料「エプスタイン・ファイル」の一部として公開された、顔を黒く塗りつぶされた女性と温水浴槽やプールに入る自身の写真について釈明した。
ビル氏と妻のヒラリー・クリントン元国務長官は先週、エプスタイン元被告とその共犯者のギレーヌ・マクスウェル受刑者を捜査する共和党主導の下院監視・政府改革委員会の召喚に応じ、証言した。
ビル氏は同委員会に対し、2019年に少女らへの性的人身取引の裁判を待つ間にニューヨークの拘置所で死亡したエプスタイン元被告の性犯罪については一切知らないと述べた。
証言の中で、顔を黒い四角で塗りつぶされた女性と温水浴槽に漬かっている写真と、マクスウェル受刑者や身元不明の女性とプールに入っている写真について質問されると、ビル氏はこれらの写真は、クリントン財団のエイズ対策への協力に関心を示していた国王(スルタン)の招待で東南アジア・ブルネイを訪問した際、ホテルで撮影されたものだと釈明。
「彼(国王)は私をそこに招待し、『このホテルに泊まって、プールを使ってほしい』と言った」と語った。
「私は泳ぎ回った。温水浴槽に5分ほど漬かってから、上がってベッドに向かった」「プールの反対側にはシークレットサービス(大統領警護隊)の隊員がいたと思う」と付け加えた。
ビル氏は、写真の女性については「「それが誰なのかは分からない」が、随行団の一員だったと思うと述べた。
写真の女性と「性行為」をしたことがあるかと問われると、ビル氏は「ノー」と答えた。
ビル氏は証言の中で、2008年にエプスタイン元被告の性犯罪が明るみに出る前に同被告との関係を断っていたと述べた。
一方、2000年代初頭にクリントン財団関連の人道支援活動のためにエプスタイン元被告のプライベートジェットに数回同乗したことは認めた。
証言録取はクリントン夫妻が住むニューヨーク州チャパクアで非公開で行われ、委員会は2日にその動画を公開した。
マクスウェル受刑者は、未成年の少女をエプスタイン元被告に性的人身売買した罪拘禁20年の刑に服している。
ビル氏とドナルド・トランプ大統領は、エプスタイン・ファイルに頻繁に登場するが、どちらも何らかの不正行為で正式に告発されていない。
ビル氏は証言で、かつてエプスタイン元被告の親しい友人だったトランプ氏について、「エプスタイン元被告に関して不適切なことに関与していると思わせるようなことは何一つ言っていない」と述べた。(c)AFP