ロシアの進軍鈍化、約2年ぶりの低水準 AFP分析
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【3月3日 AFP】ウクライナ前線におけるロシア軍の進軍速度が2月、過去2年で最も鈍化したことが、米戦争研究所(ISW)のデータに基づくAFPの分析で示された。一方、ウクライナ軍がいくつかの局地的な突破口を開いたことが明らかになった。
ロシア軍の進軍速度の鈍化は、米実業家イーロン・マスク氏がロシア軍のスターリンクへのアクセスを遮断したことで、同軍が苦戦を強いられていることに起因している。
米戦争研究所(ISW)とクリティカル・スレッツ・プロジェクトのデータ分析が示したところによると、ロシアは2月、合計123平方キロメートルを制圧。これは2024年4月以来最低の水準となった。
4年間続く戦争は、両者間で複数回の交渉が行われたものの、停戦の可能性についての行き詰まりを打破することができていない。
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は先月、自国が戦争に負けていないと主張した。
データによると、ウクライナ軍は2月にいくつかの局地的な進展を遂げており、15日には61平方キロメートル、さらに21日と23日にはそれぞれ50平方キロメートル以上を奪還した。
ウクライナ軍は南部前線で最も成功を収め、ドニプロペトロウシク地域でロシア軍を後退させた。
一方、ロシア軍は東部で前進を続け、ウクライナ東部ドネツク地域の要衝、クラマトルスクとスラビャンスクに近づいている。
ロシアは現在、ウクライナ領土の約19%を支配している。
2022年2月の侵攻前には、2014年に併合したクリミアと親ロシア派の分離主義勢力が支配する地域を含めて約7%を支配していた。(c)AFP