【3月2日 AFP】イランの最高指導者アリ・ハメネイ師の死は国に希望をもたらす――。現体制に反対するハメネイ師の甥(おい)がAFP通信の取材に語った。

フランス在住の医師で、ハメネイ師の甥にあたるマフムード・モラドハニさん(62)は、同国北部の自宅から電話取材に応じ、「大半のイラン人と同様、私はうれしく思っている」と述べた。

モラドハニさんは「(師の死は)一歩前進であり、希望だと思う」と指摘。「戦争や軍事介入は政治的プロセスを停滞させる。それは残念なことだが、おそらくこの段階を経る必要があったのだろう」と語った。

ハメネイ師の妹の息子であるモラドハニさんは、師の殺害により体制の存続は困難になると見ている。

「政権内部の権力争いは激しく、これに耐えることはできないだろう。体制は崩壊し、権力を国民に譲らざるを得なくなる」

また「軍事介入が終結し、国民が街頭で意思表明できるようになることを望む」とする一方、「現在の状況下で、国民にデモや政権打倒を呼びかけるのは極めて難しい」とも付け加えた。

米国とイスラエルは2月28日、イランに対して大規模な攻撃を行い、ハメネイ師を殺害した。攻撃は現在も続いており、イラン側も中東全域へミサイルによる報復攻撃を行っている。(c)AFP