【3月1日 AFP】イラン赤新月社は2月28日、米国とイスラエルによるイランへの攻撃で少なくとも201人が死亡し、747人が負傷したと発表した。

同団体は声明で「イラン31州のうち24州が影響を受けた。赤新月社は警戒態勢に入っている」と述べた。

攻撃を受けたイラン側は、迅速な報復に踏み切った。

イラン革命防衛隊は、まずイスラエルに向けてミサイルや無人機(ドローン)による第一波攻撃を行うと、さらにバーレーンにある米軍第5艦隊司令部の施設や湾岸諸国の米軍基地を標的に攻撃したと発表した。

イスラエルの救護団体ダビデの赤盾社は、テルアビブで女性1人が死亡し、少なくとも21人が負傷したと発表。AFPの記者や地元テレビ局は、テルアビブ各地に救急隊員や消防隊が展開し、市内で物的被害が出ていると伝えている。映像では、爆発で外壁が破壊された住宅ビルが並ぶ通りや、焼け焦げた車両が映っていた。

イスラエル軍は28日夜、「国内各地で複数の着弾が報告されている」と発表した。

イランの攻撃は湾岸諸国の軍事基地や住宅地も直撃し、紛争拡大への懸念を高めている。

アラブ首長国連邦(UAE)は第一波攻撃でパキスタン人の民間人1人が死亡したと発表。第二波攻撃については迎撃した。同国国防省はその後、領内に向けて137発のミサイルと209機のドローンが発射されたと明らかにしている。

ドバイにある人工島パーム・ジュメイラ付近でも爆発音や煙が確認されており、目撃者によると4人が負傷したという。

AFP記者の報告では、サウジアラビアの首都リヤドやバーレーンの首都マナマ、カタールの首都ドーハでも大きな爆発音が聞こえた。

カタール当局はイランが同国に向けて65発のミサイルと12機のドローンを発射し、大半は迎撃されたものの、8人が負傷し、そのうち1人は重体だと発表した。

マナマでは住宅ビルも標的となり、消防隊と民間防衛チームが現場に派遣されたと当局が述べている。ヨルダンも13発の弾道ミサイルを迎撃したと述べた。

サウジアラビアは、近隣国を狙ったイランの攻撃を非難したものの、自国に対する攻撃について言及していない。

イラクでは、親イラン民兵組織「神の党旅団(カタイブ・ヒズボラ)」が駐留する基地が空爆され、2人が死亡した。同組織は米国への報復を警告している。

一方、米中央軍(CENTCOM)はX(旧ツイッター)で、米軍艦艇に被害はなく、米軍施設の損害も最小限であり、人的被害は報告されていないと発表している。(c)AFP