ボール直撃のカモメを心肺蘇生法で救う、「英雄」はトルコのアマサッカー選手
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【2月27日 AFP】トルコのアマチュアサッカー選手が、試合中にボールの直撃を受けて地面に落ちたカモメを心肺蘇生法(CPR)で救い、話題になっている。
会計士で、アマチュアクラブのユルドゥム・スポルの主将を務めるガニ・ジャタンさん(32)は22日、低空飛行していたカモメにボールが直撃した後、すぐにピッチ上を駆け、その胸骨を押して簡易的な心肺蘇生を始めた。カモメが呼吸を始めると、ジャタンさんはカモメをピッチから運び出し、医療スタッフに引き渡した。その後、スタッフがカモメのケアを行った。
この数日後、AFPの取材に対してジャタンさんは「本能で行動したか、それか犬や猫に対して誰かがこうするのを見たことがあったからかもしれない」と述べ、「胸部圧迫を始めると、鳥が脚を動かし始めた。動けば動くほど、私は続けた」と振り返った。
当日の夕方には動画がソーシャルメディア上で拡散し、ジャタンさんの電話は鳴りやまなくなったという。ジャタンさんは「試合に負けたので、気分は良くなかった。でも夜中にメッセージが届き始めた。拡散の速さに驚いた。ブラジルやイタリア、米国の報道でも取り上げられているんだ」と語った。
この試合の後にジャタンさんは、動物愛護団体「動物の倫理的扱いを求める人々の会(PETA)」から「動物の英雄賞」を授与された。
しかし、この物語は悲しい結末を迎え、事件を目撃したコメンテーターによるとカモメは後に死亡したという。
ユルドゥム・スポルは敬意を表し、クラブのエンブレムにカモメを追加する事を検討している。(c)AFP