【2月27日 AFP】ポーランドのラドスラフ・シコルスキ副首相兼外相はロシアによるウクライナ侵攻が5年目に入った26日、ウクライナ紛争で、新たな世界秩序において米国と中国に並ぶ「第三極」となるのが欧州かロシアかが決まると述べた。

北大西洋条約機構(NATO)加盟国でロシアとウクライナ両国と国境を接しているポーランドは、紛争を通してロシアを痛烈に批判してきた。

シコルスキ氏は議会での年次演説でポーランドの世界的な優先事項を概説し、「この戦争は、米国と中国に並ぶ、新たな世界の勢力均衡における第三極となる主体を決定するだろう」「それはロシアか、それとも欧州連合(EU)か?」と述べた。

シコルスキ氏は、各国が期待される規範から逸脱することは、ポーランドにとって「明らかに危険だ」と警告。

「国際秩序は根底から揺らいでいる」と述べた。

シコルスキ氏は、世界秩序の変化を浮き彫りにする最近の他の政治家の発言を繰り返した。

カナダのマーク・カーニー首相は今年、世界秩序は「破裂」に直面していると述べ、フランスのエマニュエル・マクロン大統領も世界秩序が「崩壊」の危機にひんしていると警告した。

シコルスキ氏はまた、世論調査でポーランド国民の約4分の1がEU離脱を支持していることが示されたのを受け、EUを断固支持する姿勢を示した。

「強いEUなくして、自由で繁栄し、安全なポーランドはあり得ない」「われわれはEUにとどまるか、より大きな存在にのみ込まれるかのどちらかしかない」と主張。

「ロシアは反欧州ヒステリーのあらゆる表出を喜んでいる」と付け加えた。(c)AFP