米国イラン核協議で「重要な進展」 週明けに実務レベル交渉へ
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【2月27日 AFP】米国とイランの政府高官は26日、スイスのジュネーブで核問題を協議した。仲介役のオマーンは「重要な進展」があったとし、来週オーストリアで交渉を再開すると明らかにした。
ドナルド・トランプ米大統領は、中東周辺で2隻の空母を含む大規模な戦力を展開させ、合意がなければ攻撃するとして圧力をかけている。
協議には、米国からスティーブ・ウィトコフ中東担当特使とトランプ氏の娘婿のジャレッド・クシュナー氏、イラン側はアッバス・アラグチ外相が出席した。
情報筋によると、国際原子力機関(IAEA)トップのラファエル・グロッシ事務局長も協議に参加した。
アラグチ氏はイランの国営テレビに「非常に良い進展があり、核分野と制裁分野の合意に向け極めて真剣に取り組んだ」と述べた。
次回の協議は「おそらく1週間以内」に行われ、実務レベルの交渉は3月2日にオーストリアのウィーンで開催する見通しを明らかにした。
オマーンのバドル・アルブサイディ外相も、技術的な話し合いが来週ウィーンで行われると発表し、「米国とイランの交渉で重要な進展を遂げて一日を終えた」とX(旧ツイッター)に投稿した。
米国は、イランのウラン濃縮活動停止に加え、ミサイル開発と武装勢力支援の停止を求めている。イランは経済制裁の解除を要求しつつ議論を核プログラムに限定するよう主張している。
米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)によると、米国はイランに対し、主要な3つの核施設を解体し、現在保有する濃縮ウランをすべて米国に引き渡すことを求めている。
今回の協議を前に、イランのマスード・ペゼシュキアン大統領は、核兵器を開発する意図は「全くない」と改めて強調した。(c)AFP