【2月26日 AFP】北朝鮮の平壌で25日、朝鮮労働党大会の閉幕に合わせて軍事パレードが行われ、金正恩(キム・ジョンウン)総書記が娘のジュエ氏とそろいのジャケット姿で出席した。国営メディアが26日に公開した写真で明らかになった。後継者としての準備が進んでいるとの観測を一段と強める形となった。

10代とされるジュエ氏は、党大会の閉幕を記念して公開された写真で大きく取り上げられた。2人は並んで立ち、そろいの革ジャン姿で大規模な軍事パレードを閲兵した。

金総書記の妻、李雪主(リ・ソルジュ)氏も同様の服装で2人に同行した。

金総書記が公の場で好んで着用する革ジャケットについて、韓国・慶南大学の林乙哲(イム・ウルチョル)教授は、単なるファッション以上の意味を持つと指摘する。

「北朝鮮の政治的象徴において、その装いは重みを持つ。国家安全保障と未来の繁栄を保証する最高指導者のイメージに直結している」と説明。その上で「同様の象徴的な衣装を若い娘に着せているのは、偶然とは考えにくい」と分析した。

他の写真では、赤絨毯(じゅうたん)の上で父親の隣を歩くジュエ氏が、軍首脳部から敬礼を受ける様子も確認された。

一方で、韓国・梨花女子大学のレイフエリック・イーズリー教授は、ジュエ氏は依然として「指導者の娘」という立場にとどまっているとし、「公式な党の肩書きを持って党大会に参加する年齢には、まだ達していない可能性が高い」との見方を示した。(c)AFP