ラ・フォル・ジュルネTOKYO 2026、概要発表 「黄河」ステージで中国楽曲も
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【3月13日 東方新報】世界最大級のクラシック音楽祭「ラ・フォル・ジュルネTOKYO 2026(La Folle Journee TOKYO 2026)」の記者会見が2月18日に行われ、主な公演や見どころなどが発表された。ラ・フォル・ジュルネTOKYO 2026運営委員会の発表によると、19回目の開催となる2026年のテーマは「LES FLEUVES レ・フルーヴ ― ⼤河」。開催期間は5月3日から5日までで、東京国際フォーラムをメイン会場に実施される。有料公演90本のほか、無料のエリアコンサートも予定されている。各公演は約45分で、期間中は朝から夜まで公演が行われる。
「大河」は古くから流域の⽂化や⾳楽の発展において中⼼的な存在であり、作曲家や作品にも多⼤な影響を与えてきた。今回は諸⼤陸の「⼤河」にスポットを当て、ヨーロッパからロシア、米国、インド、さらにはアフリカを周遊する「⾳の世界旅⾏」へと聴衆を誘う。会場には「ドナウ」「ヴォルガ」「ガンジス」など世界の河川名がつけられる予定で、来場者は公演内容や名称を手がかりに鑑賞プログラムを選ぶことができる。
中国関連では、「黄河」と名付けられた5月3日のステージに、二胡奏者の姜建華(Jiang Jianhua)さん、中国琵琶奏者の楊宝元(Yang Baoyuan)さん、エレクトーンプレイヤーの神田将(Yuki Kanda)さんが出演する。中国東北部の民間楽曲『江河水』、中国の民族音楽作曲家・劉文金(Liu Wenjin)の『三門峡暢想曲』、作曲家・洗星海(Xian Xinghai)の『黄河大合唱選曲』(神田将さん編曲)などが披露される。
また、音楽祭の期間中にはマスタークラス、子供向けプログラム、講演会なども行われる。特に昨年スタートした弦楽器体感イベント「LFJ Strings EXPO」には、国内外のさまざまな弦楽器や関連グッズが集結し、「見る・触れる・聴く」の体験を提供する。中国からも、ストラディバリウスの音色の秘密を解明した「マカオ・バイオリン(澳門小提琴)」が出展する。
記者会見では、KAJIMOTOの代表取締役社長・梶本眞秀(Masahide Kajimoto)氏があいさつし、音楽や芸術の役割について言及した。梶本氏は国際情勢に触れ、「このような時代に音楽や芸術が何を果たせるのかを考えたい」と述べた。また、音楽を取り巻く環境の変化にも触れ、「既成概念にとらわれず取り組んでいきたい」と語った。
ラ・フォル・ジュルネは1995年にフランス・ナントで始まった音楽祭で、日本では2005年に初開催された。主催者によると、これまでの累計来場者数は延べ923万3千人にのぼるという。(c)東方新報/AFPBB News