CU店舗(c)MONEYTODAY
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【02月26日 KOREA WAVE】韓国の大手コンビニエンスストアCUが、外国人観光客の購買データを分析した「外国人顧客分析レポート」を初めて発刊し、店舗ごとの売れ筋対策を強化している。国籍別の人気商品を把握し、発注や陳列、販促へと具体的に反映させる狙いだ。

同レポートは、運営会社のBGFリテールのビッグデータチームが、2025年に海外発行クレジットカードや簡便決済で支払われた外国人顧客の購買情報を分析したもの。全国約1万8800店舗に配布され、現場での発注計画や商品構成の最適化に活用されている。

2025年の訪韓外国人は1894万人と過去最多を記録した。CUにおける海外決済件数も、2023年は前年比151.9%増、2024年は同177.1%増、2025年も同101.2%増と高い伸びを維持している。韓国コンビニが観光消費の受け皿として存在感を高めている実態が、数値にも表れている。

分析によると、国籍を問わず最も売れた商品はピングレの「バナナ味牛乳」だった。中国人客では同商品のほか、イチゴ味牛乳も上位に入り、CUの差別化商品「ピースマイナスワン・ハイボール」も支持を集めた。

一方、日本人客に特に人気なのは、カップ入りヨーグルト「ビヨット(viyott)」シリーズだ。ラーメンでは、中国人客がオットゥギの「ゴマラーメン」を多く購入する傾向が見られたのに対し、米国人客は三養食品の「カルボ・ブルダック炒め麺」を好む傾向が強い。日本人と台湾人の間では、農心の「辛ラーメン トゥンバ」を選ぶケースが目立った。

酒類でも違いが鮮明だ。中国、日本、台湾など東アジア圏の来店客はハイボール商品を選ぶ傾向が強い。一方、米国など西洋圏の来店客は、ハイト眞露の「テラ」やOBビールの「カス」といったラガービールを選択する比率が高いという。

観光地ごとに訪問客の国籍構成は10~30%程度の差があるため、売り場面積が限られるコンビニでは効率的な発注が収益を左右する。来月、韓国のグループ「BTS(防弾少年団)」の無料公演が開かれるソウル市鍾路区光化門一帯では、近隣店舗が日本人向けヨーグルトや中国人向けバナナ味牛乳の発注を増やす計画だ。

BGFリテールのビッグデータチーム長、キム・ヒョンジュン氏は「Kコンテンツ人気や中国人観光客への一時的なビザ免除措置などにより、韓国コンビニへの関心が高まっている」と説明。その上で「今後も加盟店の成長を支える差別化コンサルティングを継続する」と述べた。

(c)MONEYTODAY/KOREA WAVE/AFPBB News