オーストラリア首相、女性の権利擁護活動家を「扱いにくい」と表現し謝罪
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【2月26日 AFP】オーストラリアのアンソニー・アルバニージー首相は26日、性暴力の被害者で女性の権利擁護活動家となった人物を「扱いにくい(difficult)」と表現したことについて、「誤解」があったとして謝罪した。
アルバニージー氏は25日、フォーラムでさまざまな人物について一言でコメントするよう求められた。
英国のチャールズ国王の弟、アンドルー元王子について聞かれると「だらしのないやつ(grub)」と答え、メルボルン出身のF1ドライバー、オスカー・ピアストリ氏について聞かれると「勝者(winner)」と答えた。
2021年のオーストラリアン・オブ・ザ・イヤーに選ばれた、率直な物言いで知られる女性の権利活動家グレース・テイム氏について聞かれると、アルバニージー氏は「扱いにくい」と答えた。
アルバニージー氏は26日、記者団に対し、「私は人物を一言で表現するように求められたが、グレース・テイム氏を一言で表現することは到底不可能だ」「彼女は困難な(difficult)人生を歩んできた。私が言いたかったのはそういうことだ」と述べた。
アルバニージー氏はテイム氏とは良好な関係にあると主張。
「もし誤解があったのであれば、心からおわび申し上げる。グレース・テイム氏は、個人的なトラウマと、自身のあの恐ろしい経験を、特に他の若い女性たちを助けることに活かしたのだと思う」と付け加えた。
アルバニージー氏は、今月行われたイスラエルのイツハク・ヘルツォグ大統領のシドニー訪問に対する抗議デモにおけるテイム氏の言葉遣いには賛成できないだと述べた。テイム氏はこの抗議デモで、「インティファーダ(反イスラエル闘争)をグローバル化せよ」と叫んでいる場面を撮影されている。
「だからこそ、人を一言で表現することはできない」とアルバニージー氏は述べた。(c)AFP