【2月26日 AFP】英国放送協会(BBC)のティム・デイヴィー会長は25日、英映画テレビ芸術アカデミー(BAFTA)賞の授賞式で黒人に対する罵倒語「Nワード」が放送された「重大なミス」について、「迅速な」内部調査を命じた。

受賞作品の一つにインスピレーションを与えたトゥレット症候群の患者、ジョン・デイビッドソンさんは、授賞式でNワードを叫んだことについて「深く恥じている」と述べた。デイビッドソンさんによると、「不随意的なチック」が原因だという。

授賞式では、映画『罪人たち』に出演した黒人俳優のデルロイ・リンドーさんとマイケル・B・ジョーダンさんが映画部門の特殊視覚効果賞を授与した際に、デイビッドソンさんが叫んでいるのが聞こえた。

この調査では、撮影と放送の間に2時間あったにもかかわらず、なぜこの発言がそのまま放送されたのか、そしてなぜBBCのストリーミングサービスiPlayerで翌朝まで視聴可能だったのかについて調べる予定だ。

BBCは声明で、「BBCは22日夜にBAFTAで何が起こったのかを調査している」「これは重大な過ちであり、(デイヴィー)会長は苦情対応ユニット(ECU)に対し、迅速に調査を完了し、苦情申立人に十分な回答を提供するよう指示した」と述べた。

リサ・ナンディ文化・メディア・スポーツ相は、この調査を歓迎し、人種差別的な発言の放送は「全く容認できず、有害だ」「BBCはこのようなことが二度と起こらないようにしなければならない」と述べた。(c)AFP