北朝鮮・党大会閉幕…金正恩総書記「米が敵視政策を撤回すれば、良好な関係を築けない理由はない」
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【02月26日 KOREA WAVE】北朝鮮の第9回朝鮮労働党大会が25日、閉幕した。26日付党機関紙・労働新聞は、党大会の閉幕を伝える中で、20~21日にキム・ジョンウン(金正恩)総書記が読み上げた事業総括報告の内容を詳しく報じた。そのなかでキム総書記は、米国が対北朝鮮敵視政策を撤回し、北朝鮮の「核保有国としての地位」を認めるならば、「米国と良好な関係を築けない理由はない」との立場を示した。一方、韓国に対しては「同族の範疇から永遠に排除する」と述べ、強硬姿勢を維持した。
報告で、キム総書記は「世襲的で慢性的な米国の対朝鮮敵視政策により、共和国創建以来、一瞬の安寧もなく悪化の一途をたどってきたわが国の安全環境は、敵対国の連合的共助と核要素を伴う軍事的動きによって、年を追うごとに予測不能で危険な状況へと進んでいる」と米国を強く非難した。ただ、「米国が共和国憲法に明記されたわが国の現地位を尊重し、対朝鮮敵視政策を撤回するなら、われわれも米国と良好に過ごせない理由はない」と述べ、「朝米関係の展望は全面的に米国側の態度にかかっている」と強調した。敵視政策を維持すると批判しつつも、交渉の余地を残す表現と受け止められる。
これに対し韓国については一段と冷淡な姿勢を示した。キム総書記は「同族という範疇から永遠に排除する」とし、「韓国との連携が完全に消去された現状態を永久化し、いかなる場合にも歪曲された過去を蘇らせない」と主張した。さらに「韓国がわれわれと国境を接する地政学的条件から脱する唯一の道は、われわれとのすべてを断念し、われわれに手を出さないことだ」と述べ、事実上の関係断絶路線を改めて明確にした。
また「韓国の現政権が表向きに掲げる融和的態度は、拙劣な欺瞞劇であり凡作だ」と批判し、イ・ジェミョン(李在明)政権の融和政策を受け入れない考えも示した。
米国には条件付きで対話の余地を示しつつ、韓国には強硬姿勢を貫くという「二重トラック」戦略が鮮明になった形だ。今後の朝米関係と南北関係の行方に影響を与える発言として注目される。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News