火災現場で鑑識をする当局者(c)news1
火災現場で鑑識をする当局者(c)news1

【02月26日 KOREA WAVE】ソウル市江南区大峙洞のマンションで発生した火災で、10代の女子生徒1人が死亡した。遺族によると、娘の学業環境を考えて転居してきたばかりだったという。

消防当局によると、24日午前6時18分ごろ、8階の一室から出火した。出動した消防隊が消火活動を進め、約1時間18分後の午前7時36分ごろに鎮火した。

当時、室内には40代の母親と2人の娘がいた。長女(17)は避難が間に合わず、ベランダ付近で倒れているのが見つかり、その後死亡が確認された。母親は顔にやけどを負い、次女は煙を吸って病院に搬送された。父親は早朝に出勤しており、不在だった。

報道によると、一家は約1週間前に同マンションへ引っ越してきたばかりだった。親族は「長女は自ら『医学部に進みたい』と言うほど勉強熱心だった。進学を控え、学業環境を考えて5日前に転居した」と語った。

マンションは1979年に完成した大規模マンション群で、スプリンクラー設備は設置されていなかった。韓国では1992年の消防法改正で16階以上の建物にスプリンクラー設置が義務化され、2018年には基準が6階以上へ拡大されたが、既存建物には遡及適用されていない。

さらに、深刻な駐車難により消防車の進入が遅れた可能性も指摘されている。14階建て4424世帯を抱えるこのマンション群には地下駐車場がなく、慢性的な駐車問題を抱えてきた。

住民からは「火災報知器の音が小さく気づかなかった」「誰かがドアをたたいて知らせるまで分からなかった」との証言も出ており、警報設備の不備も浮き彫りとなった。

(c)MONEYTODAY/KOREA WAVE/AFPBB News