【2月25日 AFP】高市早苗首相は25日、先の衆院選で圧勝した後に当選祝い名目で与党・自民党議員にカタログギフトを配布したことをめぐり、野党に追及された。

高市氏はX(旧ツイッター)の投稿で、「衆議院総選挙後、自民党衆議院議員の全員宛に、今回の大変厳しい選挙を経て当選したことへの労いの気持ちも込め、今後の議員としての活動に役立てていただきたいと考え、奈良県第二選挙区支部(高市早苗支部長)として、品物を寄付させていただきました」と説明。

「議員としての活動に役立つものをと思いましたが、一人一人に適当な品物を選ぶ時間もなく、事務所での応接や会議、日常業務に使えるものなど、政治活動に役立つものを各議員のご判断で選んでいただこうと思い、カタログギフトを差し上げることとしました」「もちろん、今回の支出には、政党交付金は一切使用することはありません」と付け加えた。

カタログギフト配布は、自民党派閥の政治資金パーティーをめぐる裏金事件を想起させる。この事件は、当時の岸田文雄首相はこの事件の責任を取る形で自民党総裁選への不出馬を表明。自民党は国民の怒りを買い、後任の石破茂前首相率いる自公連立政権は昨年、衆参両院で過半数を失った。

主要野党・中道改革連合の小川淳也代表は24日、Xに「それにしても『高市総理よ、あなたもか』となりかねません。財源も含め厳しく説明責任が問われる新たな事態です」と投稿した。

高市氏は25日の参院代表質問でカタログギフトについて、1人当たり約3万円分で、配布したのは計315人だったと釈明。高市総理が代表を務める自民党奈良県第2選挙区支部の政治資金で支出したという。

政治資金規正法は、個人が公職の候補者等への政治活動に関する金銭等による寄付を原則として禁止しているが、地方支部を含む政党がする寄付については制限がない。

文春オンラインによると、高市氏が配布したのは近鉄百貨店のカタログギフトだった。

近鉄百貨店のウェブサイトには、さまざまなカタログギフトが掲載されている。3万4000円のものでは、自転車、カニ、高級ホテル宿泊などを選ぶことができる。

石破前首相も昨年3月、懇親会に参加した新人議員15人に私費で1人当たり10万円分の商品券を配布したとして批判を浴びた。(c)AFP