韓国入試の最上位層に異変…「大企業就職」保証よりブランド力を選ぶ構図
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【02月24日 KOREA WAVE】韓国の2026学年度の大学入試・一般選抜で、延世大学と高麗大学の大企業契約学科に合格しながら登録を見送った受験生が計144人に上り、前年より約40%増えたことが分かった。契約学科は卒業後、サムスン電子や現代自動車、SKハイニックス、LGディスプレイなど主要大企業への就職が保証される学科を指す。
最上位層とされる両大学の契約学科合格者が登録を放棄した背景には、ソウル大学の自然科学系や医学・歯学・韓医学系への重複合格による進学先変更があるとみられる。最近は大企業の業績も好調で将来性は明るいとされるが、入試現場では依然としてソウル大ブランドや医学部志向が強い状況がうかがえる。
大手予備校の分析によると、2026学年度の延世大・高麗大の大企業契約学科合格者のうち、登録を放棄したのは144人で、前年(103人)より39.8%増加した。
大学別では、延世大が68人で前年より51.1%増、高麗大は76人で31.0%増だった。
企業別にみると、サムスン電子契約学科(延世大システム半導体工学科、高麗大次世代通信学科)の登録放棄者は74人で、前年より39.6%増加した。SKハイニックス契約学科(高麗大半導体工学科)は37人で、76.2%増と大幅に伸びた。
現代自動車契約学科(高麗大スマートモビリティ学部)は27人で3.8%増、LGディスプレイ契約学科(延世大ディスプレイ融合工学科)は6人で前年の2倍となった。
これら最上位層の受験生は、一般的に第1志望群で延世大・高麗大の契約学科を出願し、別枠でソウル大自然科学系、さらに他大学の医学部・歯学部・韓医学部を併願するケースが多いとされる。
こうした傾向を踏まえると、2027学年度入試でも同様の流れが続く可能性が高い。地域医師制の導入により、医学系への志望集中が一段と強まるとの見方も出ている。
専門家は「2026学年度の最終選択状況を見ると、大企業就職保証よりも大学のブランド力や医学系志向がさらに強まる可能性がある」と指摘している。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News