【2月22日 AFP】イタリアで21日、昨年12月に心臓移植手術を受けた幼児が死去した。移植された心臓をめぐっては、手術が行われる前の時点で問題があったことが指摘されており、医療過誤の可能性があるとして人々の間で怒りの声が上がっている。

2歳の幼児は昨年12月に心臓の移植手術を受けたが、この移植された心臓は、輸送時にドライアイスと直接接触して損傷を受けた可能性があると報じられている。

この問題に関連し、検察は医療スタッフ6人を調査している。

死亡した幼児の母親パトリツィア・メルコリーノさんは、イタリアのメディアに対し「ドメニコはもういない」と語り、悲しみをあらわにした。

手術後、幼児はナポリの病院で数週間にわたって生命維持装置につながれていたこともあり、イタリア国内で注目されていた。

提供された心臓は、イタリア北部のボルツァーノからナポリまで800キロの距離を、不適切な容器で輸送されたと報じられている。その容器には、異常な低温を把握できる温度計がなかった。

この問題をめぐりオラツィオ・スキッラーチ保健相は、臓器提供が減少することを懸念しているとし、国民の医療サービスへの信頼を維持するために事実関係の解明を求めた。(c)AFP