【2月22日 AFP】パキスタンは22日、隣国アフガニスタンの武装勢力を標的に夜間に空爆を実施したと発表した。アフガニスタン政府は、爆撃により子どもを含む数十人が死傷したと報告している。

今回の夜間攻撃は、10月の国境衝突で両国あわせて70人以上が死亡し、数百人が負傷して以降で最大規模となった。

パキスタン側は、自国で最近発生した自爆攻撃を受け、アフガニスタンに拠点を置く武装勢力を標的に、国境地域の7か所を攻撃したことを明らかにした。

情報・放送省の声明によると、軍はパキスタン・タリバン運動(TTP)とその関連組織、さらにイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」の関連組織を標的にしたという。

アフガニスタン側は、攻撃がナンガルハル州とパクティカ州を対象に行われ「女性や子どもを含む数十人が殉教し、負傷した」と述べた。

アフガニスタン政府のザビフラ・ムジャヒド報道官は「パキスタン側は、自国の安全保障の弱点をこのような犯罪で補おうとしている」とX(旧ツイッター)への投稿で攻撃を非難した。

アフガニスタンの治安関係者は、ナンガルハル州のビスド地区で家が標的となり、12人の子どもと10代の若者を含む17人が死亡したと匿名を条件にAFPに語った。

パキスタン政府は、アフガニスタンで活動し、パキスタンを攻撃する武装勢力に対し、タリバン当局が具体的な行動を起こしていないことを非難。これまでにも、繰り返し対応を要請してきたとしている。

今回の攻撃については、約2週間前にイスラマバードのシーア派モスクで発生した自爆攻撃や、北西部パキスタンで最近発生した自爆攻撃などへの報復とされる。

イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」は、モスク爆破事件で犯行声明を出している。この攻撃では少なくとも40人が死亡、160人以上が負傷した。(c)AFP