韓国で10万人突破「Gemini」猛追…オープンAI、広告導入と新モデルで対抗
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【02月21日 KOREA WAVE】米グーグルの生成AI「Gemini」が、チャットボット市場で首位を走るオープンAIの「ChatGPT」を急速に追い上げている。韓国市場で月間利用者数が初めて10万人を突破するなど勢いを見せる中、オープンAIは広告導入や新モデル投入で防戦に動いている。
アプリ分析サービスによると、1月の韓国内におけるGeminiの月間アクティブユーザー(MAU)は12万3647人と、前月比30.5%増を記録した。国内サービス開始後で最高水準だ。グーグルアプリ経由の利用も含めれば実際の利用者はさらに多い可能性がある。
一方、ChatGPTは同期間に1430万人で依然として圧倒的首位を維持。ただ、前月比の伸び率は3.3%にとどまり、成長率ではGeminiが上回った。
グーグルが最新モデル「Gemini3」を発表すると、オープンAI内部では「コードレッド」が出されたと伝えられる。性能面で最新GPTシリーズに匹敵するとの評価に加え、推論コストやAPI価格を抑えた「Gemini3フラッシュ」が企業向け市場で競争力を高めたことが背景にある。
これに対し、オープンAIのサム・アルトマン最高経営責任者は、これまで“最後の手段”と語っていた広告の導入を決断した。低価格サブスクリプション「ChatGPT Go」を韓国を含む世界で展開し、米国から広告表示を開始。広告は回答下部に表示され、対話内容は広告主と共有しないとしている。
同社は広告にとどまらず、新型チャットボットモデルの投入も準備中だ。アルトマンCEOは社内で「ChatGPTの月間成長率が再び10%を超えた」と説明し、新モデル公開を予告した。
さらに、エージェント型コーディングAIも相次いで発表。最新の「GPT-5.3-コーデックス-スパーク」は高速処理に特化し、超低遅延でのコーディング作業を可能にするという。従来モデル「GPT-5.3-コーデックス」公開後、利用量は1週間で50%増加した。
韓国市場では依然としてChatGPTが優位だが、Geminiの急成長で競争は激化。価格、性能、収益モデルをめぐる両社の攻防が、AIチャット市場の次の局面を左右しそうだ。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News