キーワードから感じる活力あふれる中国
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【2月24日 People’s Daily】2025年、中国経済は圧力を受けながらも前進し、新たな方向へとより良く発展している。一つ一つのキーワードを整理することで、中国経済の活力と鼓動を感じ取ることができる。代表的なワードを見てみよう。
■旧品交換(買い替え)
2025年以降、中国の「二つの新」(大規模な設備更新と消費財の買い替え促進)政策は強化と拡大が進んでいる。商務部のデータによると、25年1月から11月までに、消費財の買い替え促進政策は関連商品の販売額を2兆5000億元(約55兆6750億円)以上押し上げ、3億6000万人以上に恩恵をもたらした。そのうち、自動車の買い替えが1120万台以上、家電製品の買い替えが1億2844万台以上、携帯電話などのデジタル製品の新規購入補助が9015万件以上、住宅リフォーム・キッチン・バスルームの「リニューアル」が1億2000万件以上におよんだ。
消費財買い替え促進政策は、消費市場の活性化を促しただけでなく、消費の高度化も牽引し、グリーン、スマート、高品質な製品への需要を持続的に喚起している。例えば、25年1月から11月までの新エネルギー車の生産台数と販売台数は、それぞれ1490万7000台と1478万台に達し、前年同期比でそれぞれ31.4%、31.2%増加した。
■新たなシナリオ
山東省では、産業遺産が没入型ドラマ体験によって再生され、科学普及とインタラクティブな体験を融合させた文化観光プロジェクトへと新しく生まれ変わった。
貴州省では、高速道路のサービスエリアが、単なる「休憩所」から多様な「消費の場」へと変貌を遂げている。
中国各地では、シナリオの融合とイノベーションが、消費者により多くの個性的な新体験を提供している。例えば、近年急成長しているナイトエコノミーは、伝統的な飲食やショッピング中心の夜市から、文化、観光、娯楽など多様な業態を融合した夜間の文化観光消費集積エリアへと変容しつつある。
国家発展改革委員会は最近の論評で、科学技術製品、デジタル技術、人工知能(AI)などが新たな業態、ビジネスモデル、シナリオを絶えず生み出し、没入型・体験型の消費シナリオのイノベーションが育まれ、Eコマース、ライブコマース、オンライン娯楽が活発に発展していると指摘した。巨大な消費の潜在力が今後しばらくの間、持続的に解放されると指摘している。
■ロボット
専門家は、人型ロボットは、スマートフォン、新エネルギー車に次ぐ、もう一つの革命的な新製品となる可能性があり、家事サービス、生産製造、倉庫・物流などの分野で極めて重要な役割を果たすと見ている。
中国の強力な産業優位性と豊かなイノベーションの土壌に支えられ、中国のロボット産業は急速に発展している。国家統計局のデータによると、20年から24年にかけて、全国のロボット産業の営業収入は1061億元(約2兆3628億円)から2378億9000万元(約5兆2978億円)に増加し、年平均増加率は22.4%に達した。
また産業用ロボットの生産台数は21万2000台(セット)から55万6000台(セット)に増え、年平均増加率は27.3%となった。中国はすでに世界最大のロボット生産国の地位を確固たるものにしている。
■村ブランド
貴州省(Guizhou)榕江県で巻き起こった「村超」(村のサッカー大会)が、一つの地方を活気づけた。今や全国各地で「村ブランド」の活動が百花繚乱の様相を呈している。「村BA」(バスケットボール大会)、「村超」、「村T」(民俗衣装ファッションショー)、「村歌」(歌謡大会)、「村晩」(文芸・演劇の夜宴)、「村排」(バレーボール大会)など、様々な「村ブランド」が、より豊かで多彩な中国の農村の姿を人びとに披露している。
文化・スポーツ活動が各地で花開くにつれ、より多くの人びとが田園に戻り、自然に親しみ、農村の楽しみを体験するのを好むようになっている。湧き立つ「村ブランド」ブームの背景には、中国の県レベルの市場が持つ巨大な発展のポテンシャルがある。
25年1月から11月まで、鎮や区を含む県・郷レベルの消費財小売額は、社会全体の消費品小売総額の38.7%を占めるに至った。
■シルバー列車
「シルバーツアー専用列車」が、遼寧省瀋陽市からの700人余りの旅客を乗せて、雲南省(Yunnan)昆明市(Kunming)に到着し、15日間の「暖冬旅行」が始まった。
現在、全国各地で観光列車が運行され、柔軟なルート設定と行き届いたサービスでシルバー世代の旅行需要を満たしている。特に、照明、手すり、座席、トイレなどに対する一連の高齢者向け改修・アップグレードにより、列車はシルバー年代にとって真に使いやすく、便利なものとなっている。
データによれば、24年末現在、全国の60歳以上の高齢者人口は3億1031万人に達し、総人口の22.0%を占めた。全国の平均寿命は79.0歳に達している。
中国におけるシルバーツアー参加者数は、すでに全国の観光ツアー総人数の20%以上を占めている。各地でシルバーツアーに配慮した観光商品やルートの開発が積極的に進められることで、シルバーツアー市場の潜在力はさらに解放されると見込まれる。
■中国観光、中国ショッピング
東北地方でウインタースポーツを体験し、海南島で熱帯の風光明媚な景色を楽しみ、長江デルタ地域で深く掘り下げたテーマの旅行をし、広大な西北地域を周遊するなど、今や外国人観光客の中国での足跡はより広範囲に広がり、より多様な観光体験と楽しみ方をしている。
24年12月17日、中国は従来の72時間と144時間のトランジットビザ免除政策を、統一して240時間に延長した。現在、中国の240時間トランジットビザ免除政策の適用対象国は55か国に増えている。ビザ手続きの簡素化、ビザ免除滞在期間の延長、通関効率の最適化などの一連の施策により、外国人観光客の「気ままな」中国旅行は、よりスムーズにできるようになった。
国家移民管理局の統計によると、ビザ免除期間延長政策の実施以降、25年12月16日までに、全国の「出入国口岸(出入国管理ゲート)」を入国した外国人数は延べ4060万人に達し、前年同期比27.2%増加した。そのうち、240時間トランジットビザ免除を利用した人数は、緩和政策実施前に比べて60.8%増加した。
「中国旅行に行くなら、空のスーツケースで行け!」多くの外国のブロガーがソーシャルメディアでこう呼びかけている。「爆買い」の対象は伝統的な観光土産品だけでなく、スマート眼鏡、VR機器からドローンまで、品質が良く価格も手頃な「中国製」が無数のファンを獲得している。情報によると、25年8月末現在、全国の免税ショップ数は1万店を超え、24年末の3倍に達した。25年第1から第3四半期までの免税品売上規模は、前年に比べて大幅に増加している。(c)People’s Daily /AFPBB News