【2月20日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦するメルセデスAMGのトト・ヴォルフ代表は19日、新シーズンに向けて自チームのパワーユニット(PU)や燃料に不正があるとの疑惑を強く否定し、皮肉を込めてエプスタイン事件に関わっているかもと冗談を飛ばした。

この数週間、メルセデスは一部チームから、新しいエンジン規則のうち圧縮比の測定に関する抜け穴を見つけ、結果としてパワー面で優位に立っているのではないかと疑われてきた。

今季のメルセデス製PUは、他チームと同様に内燃機関50%・電動50%で構成されており、マクラーレン、アルピーヌ、ウィリアムズのマシンにも搭載されている。

18日には、メルセデスのエンジンの合法性をめぐり、8月から規則変更を導入するかどうかの投票が行われると発表された。

バーレーンで行われた合同テストでの記者会見でヴォルフ氏は「(エンジンの)圧縮比が違法だと言われたが、そんなのは完全なデタラメだ」と語気を強めた。

またヴォルフ氏は、メルセデスの供給元であるペトロナスの燃料が、3月8日に決勝が行われる開幕戦のオーストラリアGPに向けてまだ承認されていないという報道にも反論した。

「今度は燃料が違法だという話を持ち出してきた。どこからそんな話が出てくるのか分からないが、また勝手に広まっていく」としたヴォルフ氏は、「あすはまた別の話を作り上げるのか? 私はエプスタイン文書に載っているらしいし、神のみぞ知る、というところだ」と続けた。

この発言の直後、ヴォルフ氏は少女らへの性的人身取引の罪で起訴され勾留中に自殺した富豪ジェフリー・エプスタイン元被告について言及したことについて、発言を取り消すようなそぶりを見せた。

チーム広報担当者に対し、「今の発言、気に入らなかった?」尋ねていたようすのヴォルフ氏は、「私は若すぎた。何?あぁ、言っちゃいけないんだった」と続けた。

米司法省は1月、最新のエプスタイン文書を公開。この中にはエプスタイン元被告に関する捜査で収集された300万ページ以上の文書や写真、動画が含まれている。(c)AFP