トランプ氏、インド洋の基地を「譲り渡すな」 英国を批判
このニュースをシェア
【2月19日 AFP】米国のドナルド・トランプ大統領は18日、英国に対し、イランへ攻撃する場合に重要になるインド洋の基地を「譲り渡すな」と警告した。
イランへの攻撃を検討しているトランプ氏は、キア・スターマー英首相によるモーリシャスへのチャゴス諸島返還計画に対し、米国務省が支持を表明した数時間後に批判の声を上げた。
この合意の下で英国は、ディエゴガルシア島にある米英共同の戦略的基地を約100年間リースするための費用を支払うことになる。
トランプ氏は自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」で「スターマー首相は、いかなる理由であれ、ディエゴガルシア島の支配権を、最良でも不安定な100年間のリース契約を結ぶことで失ってはならない」と書き込んだ。
「この土地は英国から奪われるべきではなく、もし奪われることが許されるなら、それはわれわれの偉大な同盟国にとって汚点となるだろう」「ディエゴガルシア島を譲り渡すな!」
英国は、モーリシャスが1960年代に植民地支配から独立した後も、チャゴス諸島を支配下に置いていた。英国により追放された数千人はその後、補償請求している。
トランプ氏への返答として、英外務省の報道官は、この取引は英米基地を確保したものであり、「英国と主要同盟国の安全保障にとって極めて重要だ」と述べた。
報道官は、「われわれが達した合意は、この不可欠な軍事基地の長期的な将来を保証する唯一の方法だ」と述べた。
トランプ氏は、1月の大規模デモの弾圧で数千人を弾圧したイランへの攻撃を検討している。
米特使は17日、スイス・ジュネーブでイランの高官と新たな協議を行い、各プログラムを皮切りに大幅な譲歩を要求した。
トランプ氏は「イランが取引に合意しないと決定した場合、米国はディエゴガルシア島とフェアフォード(英イングランドにある基地)にある飛行場を利用して、不安定で危険な政権による潜在的な攻撃を排除する必要があるかもしれない」と述べている。
米国務省は17日、ディエゴガルシア基地の維持ついてモーリシャス側と来週会談を行うと発表。その声明の中では「米国はチャゴス諸島に関する英国とモーリシャスの合意を進めるという英国の決定を支持する」と述べていた。
どの声明を信じるべきかと問われたホワイトハウスのキャロライン・レビット報道官は、ソーシャルメディアへの投稿はトランプ氏本人からのものであり、「トランプ政権の政策として受け取るべきだ」と述べた。(c)AFP