春節でハルビン空港混雑 旅客84万人見込み
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【3月3日 東方新報】2月15日から23日までの2026年春節(旧正月、Lunar New Year)連休期間中、ハルビン太平国際空港(Harbin Taiping International Airport)のターミナルでは、スーツケースの車輪の音やアナウンス、各地の方言や外国語が飛び交い、年末年始のにぎわいとともに利用客も増えている。
黒竜江省(Heilongjiang)空港集団が13日に発表した予測によると、連休期間中、ハルビン太平国際空港の発着便数は5053便、旅客数は延べ84万3000人に達する見込みだ。氷雪観光の人気と春運(春節の帰省ラッシュ)が重なり、北方の主要空港は年間でも最大級の混雑期を迎える。
今シーズンの旅客急増を支える最大の要因は、氷雪観光の継続的な盛り上がりだ。氷雪祭の開幕以降、ハルビンを訪れる海外客は大きく増加している。旅行予約サイトのデータによると、2025~2026年の氷雪シーズン開始以降、東南アジアからのハルビン旅行商品の予約は前年同期比で57%増、前期比では532%増となった。空港ではタイやベトナムへのチャーター便が就航し、フィリピン、ミャンマー、インドネシア、カンボジアなど新興市場からの伸びが目立つ。
氷と雪のテーマパークから異国情緒漂う中央大街まで、世界各地から観光客が「氷城」のハルビンを訪れ、春節期間の人気観光地の一つとなっている。
旺盛な移動需要に対応するため、空港側は便数の増便や機材の大型化などで輸送力を調整している。北京市、上海市、広東省(Guangdong)広州市(Guangzhou)、海南省(Hainan)三亜市(Sanya)、海口市(Haikou)などの主要都市路線を重点的に強化する。
連休期間中の1日平均発着便数は約560便、ピーク日は575便に達する見込みだ。ハルビン―北京、上海線は1日20便以上、深セン(Shenzhen)、三亜、海口線も1日10便以上が運航される。北京、上海、広州などの幹線ではワイドボディ機への変更が進み、輸送能力と快適性の向上が図られている。
国内線の増強と並行して、国際線ネットワークも拡充が続く。旅行サイトのデータでは、2026年初めのロシア人のハルビン到着者数は前年同期比で173%増となった。240時間のトランジットビザ免除政策の実施により、中国・ロシア間の往来は一段と便利になっている。
国際観光市場の回復に伴い、ハルビン空港の国際路線はウラジオストクやイルクーツク、ソウルなどを結び、クロスボーダー移動の利便性を高めている。黒竜江省空港集団の関係者は「国際路線の最適化を進め、世界の観光客がよりスムーズに訪れ、快適に滞在できる環境を整え、ハルビンの氷雪観光の国際的な魅力をさらに高めたい」と述べた。(c)東方新報/AFPBB News