朝鮮中央テレビキャプチャー(c)NEWSIS
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【02月18日 KOREA WAVE】北朝鮮のキム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党総書記の娘が公の場に姿を見せてから3年余りが経過し、後継体制を巡る動きが重大な局面を迎えている。

2024年以降、娘には「嚮導」という特別な修飾語が使われ、最近では娘を象徴する「新しい星(セビョル)」の名称を冠した大規模住宅地区まで完成した。単なる「お嬢様」の立場を超え、次期指導者としての位置付けが急速に進んでいるとの見方が強まっている。

今月下旬に予定される朝鮮労働党第9回党大会を前に、韓国政府当局や専門家の分析が交錯し、平壌の権力構図に国際社会の関心が集まっている。

朝鮮中央通信によると、キム総書記は15日、娘とともに平壌・和盛地区に造成された「セビョル通り」の竣工式に出席した。この住宅地区は、ロシアのウクライナ侵攻に派遣され戦死した兵士の遺族向けに整備されたものだ。

「セビョル」という名称は、娘が後継候補として浮上した当初に「新星将軍」と呼ばれた経緯とも重なり、政治的な含意が大きいと分析される。キム総書記は演説で「セビョル通りはわが世代の栄誉であり国家の誇りだ」と述べ、遺族に住宅利用許可証を直接手渡した。

娘が見守る中で戦死者を顕彰する姿を強調することで、軍部および軍人家族の忠誠を結束させる狙いがあるとの見方が出ている。

韓国統一省は「今月下旬の第9回党大会で、娘に公式な地位や役割が付与される可能性を注視している」としている。当局者は「嚮導」という表現が北朝鮮体制において後継者や最高指導者にのみ使われる特別な呼称である点を指摘した。

国家情報院も、娘の頻繁な軍関連行事への同行や儀典水準の格上げについて、「継承構図が相当部分固まったことを意味する」と分析している。

世宗研究所のチョン・ソンジャン(鄭成長)副所長は、第9回党大会が後継問題の行方を左右する舞台になると予測する。「娘が党第1書記など核心職に選出される可能性は高い。公式な地位が付与されれば、単なる同行者を超え、名実ともに体制のナンバー2かつ後継者であることを内外に示す歴史的転換点になる」との見方を示した。

(c)NEWSIS/KOREA WAVE/AFPBB News