金正恩氏、ロシア支援で死亡した兵士遺族向けの住宅を称賛
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【2月16日 AFP】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記が、ロシアのウクライナ侵攻を支援する中で死亡した兵士遺族のため新たに建設された住宅街を称賛した。16日、朝鮮中央通信(KCNA)が報じた。
公開された写真には、金氏が後継者と広くみなされている娘キム・ジュエ氏とともに、新たに建設されたセビョル通りの遺族向け住宅を視察する様子が写っている。
韓国国家情報院は12日、ジュエ氏が公式行事に金氏と共に参加していることを根拠に「明確に後継者として指名された」と判断したと述べている。
1枚の写真には、金氏がソファに座り、戦死した兵士の遺族と思われる人々と話している様子が写っており、その後ろにジュエ氏が立っている。
韓国統一研究院の専門家は住宅街の落成式のタイミングについて、「党大会を前に、兵士派遣を正当化するための高度に計算された政治的な動きだ」とし、「兵士の遺族に具体的な補償を提供する国家を視覚化するものであり、象徴的なショーケースだ」と述べた。北朝鮮は今月後半、朝鮮労働党大会を控えている。
韓国および欧米の情報機関によれば、北朝鮮はロシアのために数千人の兵士を派遣しており、韓国はそのうち約2000人が死亡したと推定している。専門家は、北朝鮮はその見返りとしてロシアから資金援助、軍事技術、食料やエネルギー供給を受けていると分析している。
KCNAが報じたところによると、金氏は「この新しい通りは、最も尊いものを犠牲にして最も神聖なものを守った優れた息子たちが、永遠に生き続けることを願う祖国の熱い思いによって建設された」と演説した。
この日の報道でロシアへの言及はなかったが、金氏はロシアのウラジーミル・プーチン大統領のすべての政策や決定を「無条件に支持する」と述べている。(c)AFP