イラン、米国が制裁解除ならウラン濃縮で妥協の用意
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【2月16日 AFP】イランのマジド・タフテ・ラバンチ外務次官は、米国の制裁解除と引き換えに高濃縮ウランの備蓄について妥協する用意があると、15日に放映された英BBCのインタビューに答えた。
このコメントは、6日にオマーンで再開されたイランと米国の核協議を受けたもので、14日にはスイスが来週ジュネーブで新たな協議が行われると発表している。
イランはまだこの新たな協議を正式には認めていないが、同国のアッバス・アラグチ外相が率いたオマーン代表団に参加していたタフテ・ラバンチ氏は、協議が17日に行われるとBBCに明かした。
タフテ・ラバンチ氏によれば、イランは米国との合意に向けて、高濃縮ウランを希釈することも含め妥協する用意があるが、米国はイラン経済を苦しめている制裁を解除しなければならないと述べた。「もし彼ら(米国側)の誠意が見られれば、合意に向けた道が開けると確信している」と、同氏は英語で語った。
イラン側が400キロ以上の高濃縮ウラン備蓄を国外に搬出することに同意する可能性についても質問されると、タフテ・ラバンチ氏は妥協の余地を否定せず、「協議で何が起きるかを言うにはまだ早い」と述べた。
ロシアを含む複数の国が、この備蓄の管理を引き受けると申し出ているが、イランはこれまで拒否してきた。
国際原子力機関(IAEA)の最後の査察が昨年6月10日に行われた後、イスラエルと米国によるイラン核施設への攻撃が発生したため、400キロを超える60%濃縮ウランの備蓄の行方には大きな不確実性が残っている。
ドナルド・トランプ米大統領は、イランでの濃縮活動をゼロにするよう繰り返し要求しているが、タフテ・ラバンチ氏は「ゼロ濃縮の問題はもはや議題ではなく、イランとしても受け入れられない」と述べた。
イランの「ファルス通信」は、外務省当局者の話として、協議では米国によるイランのエネルギー部門への投資の可能性も議題になると報じた。(c)AFP