【2月15日 AFP】ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は14日、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領を「皇帝」ではなく「戦争の奴隷」だと非難し、ロシアの攻撃により国内にあるすべての発電所が被害を受けたことを明らかにした。

ゼレンスキー氏は、ドイツで開催されたミュンヘン安全保障会議で演説し、プーチン氏について「彼は自分自身を皇帝だと思っているようだが、現実には戦争の奴隷だ」と語った。

また、2022年2月にウクライナ侵攻を開始したロシア軍は、ウクライナの電力インフラに攻撃を集中させていると指摘し、西側諸国に対して防空システムの迅速な支援を呼び掛けた。

「ロシアの攻撃で損傷を受けていない発電所はウクライナにはない。一つもだ。それでも私たちは電力を生産し続けている」と語り、被害を受けた発電所の復旧に全力をあげていると述べた。

また、米国が仲裁するロシアとの和平協議を巡り、ウクライナは戦争を終わらせるために「すべて」を行っていると主張した上で、米国はウクライナに大幅な譲歩を求めていると不満を示した。

これまでの交渉について、「アメリカ人はしばしば譲歩の話題に戻り、その譲歩がウクライナだけを対象にして議論されることが頻繁にある」と述べた。

その上で、「ウクライナを分割することで、この戦争が確実に終わると信じるのは幻想だ」として、一方的に領土を割譲しない姿勢を改めて示した。

ドナルド・トランプ米大統領は13日、和平協議を巡り、​ゼレンスキー氏‌が「行動を起こさなければ絶好の機​会を逃す」との‌認識を示した。(c)AFP