【2月14日 AFP】フランスのエマニュエル・マクロン大統領は13日、米国との緊張した関係の再構築を目指す欧州を擁護し、欧州を批判するのではなく見習うべきだと述べた。

マクロン氏はドイツで開催されているミュンヘン安全保障会議で、昨年の同会議でJ・D・バンス米副大統領が移民政策と言論の自由に関する欧州の政策を批判したことを踏まえ、「誰もが私たち(欧州)を批判するのではなく、私たちを見習うべきだ」「欧州は本質的に強いが、さらに強くなれると信じている」と述べた。

マクロン氏は、「欧州は見下され、時にあからさまに批判される」傾向があり、「老朽化し、鈍重で、断片化された構造物」、「野蛮な移民の食い物にされている社会」、さらには「言論の自由がない抑圧的な大陸」と非難されてきたと主張。

だが実際には、「欧州は何世紀にもわたる対立と戦争を放棄し、経済的相互依存を通じて平和を制度化した、自由な主権国家による根本的に独創的な政治的構築物だ」「今こそ欧州は地政学的パワーとなることを学ばなければならない」と付け加えた。

マクロン氏は、2022年2月に始まったロシアによるウクライナ侵攻を終結させるため、ドナルド・トランプ米大統領の「交渉による和平への取り組み」をフランスは支持すると述べた。

だが、ウクライナ紛争を終結させる合意が成立したとしても、欧州大陸は「エスカレーションのリスクを抑制するために共存のルールを定める」必要があると警告。

「私たちは、欧州人に対し、欧州における真の長期的な安全保障上の利益を明確に伝え、それを実現するための軍事力と政治的影響力を備えるとともに、自信に満ちた民主主義国家としての地位を強化するべきだ」と述べた。

さらに、「この欧州は、米国にとって良き同盟国であり、良きパートナーとなるだろう」「なぜなら、欧州は負担を公平に分担するパートナーとなるからだ。そして、尊重されるパートナーとなるだろう」と付け加えた。(c)AFP