【2月18日  People’s Daily】2025年11月10日に閉幕した「第8回中国国際輸入博覧会(CIIE)」は、138の国と地域から4108社が参加し、新製品、新技術、新サービス461件が出展され、年ベースの契約意向金額が834億米ドル(約13兆2614億円)を突破した。

18年に開催された「初回の中国国際輸入博覧会」の開幕式で、習近平主席は「開放、革新、包容は、上海市の最も鮮明な品格であり、これは新時代の中国の発展と進歩を生き生きと映し出すものだ」と指摘した。そして「各国が開放と相互連結を堅持し、革新によるリードを堅持し、包容と普遍的な恩恵を堅持し、開放的協力を積極的に推進して共同発展を実現すべきだと強調した。

この8年間、開放、革新、包容という理念は回を追うごとに輸入博を充実させてきたと同時に、中国が開放型世界経済の構築とグローバルな共同発展を推進していることを各国が理解するための重要な窓口ともなってきた。

輸入をテーマとする世界初の国家レベルの展示会として、輸入博は中国が市場を世界に向けて自発的に開放するための重要な取り組みである。8年間で展示の規模は拡大を続け、出展者も多様化が進み「開放によるウィンウィン効果」は一層顕著になっている。

 今年の「虹橋国際経済フォーラム」で発表された「世界開放報告2025」によれば、世界全体で開放の程度が低下する中、中国の開放度は逆に上昇している。

24年、世界開放指数は前年比0.05%低下したが、中国の開放指数は0.5%上昇した。さらに長い時間軸で見ると、90年から24年にかけて、中国の開放指数は0.5891から0.7634へと上昇し、35年間で約3割の伸びを示している。

「国連経済社会局経済分析・政策課グローバル経済モニタリング部門」のハミド・ラシッド(Hamid Rashid)部門長は「世界の開放が大きな課題に直面する中で、中国の対外開放拡大は顕著な成果を上げており、より開かれた世界経済体制の構築に向けた模範を示している」と評価した。

低空経済から人型ロボット、スマート医療からグリーン・低炭素分野まで、数多くの新製品、新技術、新サービスが輸入博で初披露され、世界のイノベーション潮流の最前線が示された。こうした「世界初公開」「アジア初展示」「中国初披露」は、中国の巨大市場が、従来の意味での商品消費市場から、グローバルなイノベーションの実験の場、利益創出の場、応用の場へと高度化していることを物語っている。

「中国は単なる市場ではなく、革新と協力の沃土だ」「中国は柔軟で多様なイノベーション・エコシステムと多元的な消費需要を備え、最も活力あるイノベーション拠点だ」などの声が聞かれる。出展した外資系企業の多くは、中国の豊富なイノベーション資源と良好な環境が広大な協力の可能性を示していると見ている。ますます多くの多国籍企業が、輸入博というプラットフォームを活用して、中国におけるイノベーションチェーンの重要部分を構築し、高品質な発展の道で中国と歩みを共にしようとしている。

経済グローバル化が深化する今日、包摂的で普遍的な互恵・ウィンウィンこそが、ますます広がる正しい道である。今回の輸入博には、「一帯一路(Belt and Road)」共同建設国123か国から企業が参加し、前年比23.1%増となった。後発開発途上国からの出展企業は163社で、前年比23.5%増加した。また、アフリカの外交関係国に対する全品目ゼロ関税政策を最大限に活用したことで、アフリカ企業の出展数は前年比80%増となった。

今年の「虹橋国際経済フォーラム」では初めて「グローバル・サウスの経済的強靱性の強化」および「グローバル・サウスの農業の持続可能な発展」をテーマに討議が行われ、グローバル・サウスの発展権と発言力の向上に寄与した。国連国際貿易センターのドロシー・テンボ(Dorothy Tembo)副事務局長は「中国国際輸入博覧会がより多くの国の中小企業に中国市場の機会を共有させ、発展の成果をより多く、より公平に各国の人びとに行き渡らせている」と述べている。

輸入博は、開放協力の推進と世界経済発展の促進において重要な役割を果たし、中国が世界と機会を共有し、共に発展を図るという大国としての責務を表している。
今後も中国は、高水準の対外開放を揺るぎなく推進し、開放の中で発展を図り、革新を図り、ウィンウィンを図り、中国式現代化の新たな成果をもって世界に新たな機会を提供し続けていく。(c)People’s Daily /AFPBB News