【2月13日 AFP】トルコ・イスタンブールのごみ箱から頭部と両脚を切断されたウズベキスタン人女性の遺体が見つかった殺人・死体遺棄事件で、同国メディアは12日、容疑者2人が同様の手口でもう一人女性を殺害し、遺体を遺棄したとみられていると報じた。

2人の女性はいずれもウズベキスタン国籍で、1月23日ごろ、イスタンブールのシシュリ地区の同じ場所で殺害されたとみられている。

警察は1月24日深夜、ドゥルドナ・ハキモワさん(37)の頭部と両脚を切断された遺体がシーツに包まれ、シシュリ地区のごみ箱に捨てられているのを発見した。

防犯カメラの映像から容疑者を特定し、イスタンブール空港から出国しようとしていた被害者と同じウズベキスタン国籍の男2人の身柄を拘束した。

民営のデミルオレン通信(DHA)とハルクテレビは12日、イスタンブール市内の複数のごみ箱から遺体の一部が見つかったことから、捜査当局は容疑者2人がエルガシャリエワ・サヨラさん(32)も殺害したとみていると報じた。

サヨラさんは昨年12月28日にトルコに到着し、1月23日まで家族と連絡を取っていた。

通報を受けて失踪事件として捜査していた捜査官は、サヨラさんがハキモワさんが殺害された家に滞在していたことを突き止めた。

被害女性2人は容疑者2人と約1か月間同居しており、サヨラさんは容疑者のうち1人と交際していたという。

防犯カメラの映像には、1月23日にサヨラさんと容疑者2人がそれぞれ家に入り、翌日に容疑者2人が黒いごみ袋をいくつか持って家を出る場面が映っている。

その後、容疑者2人は白いスーツケースを家から持ち出し、タクシーでファティフ地区に行き、中身をごみ箱に捨ててから、徒歩で地下鉄イェニカプ駅に移動した。

捜査班によると、サヨラさんは1月23日に鋭利な刃物で殺害され、遺体をばらばらに解体された。

容疑者2人はいずれも殺人罪で起訴されており、13日に出廷する予定。

ハキモワさん殺害事件は、女性の権利擁護団体の激しい怒りを招き、イスタンブールとアンカラでは女性に対する暴力の被害者に対する正義を求める大規模なデモ行進が行われた。

NGO「ストップ・フェミサイド(女性や少女を標的とした殺人)」がまとめた数字によると、トルコでは2025年、294人の女性が男性に殺害され、さらに297人の女性が不審な状況下で遺体となって発見された。(c)AFP