「5万世帯住宅、99%到達」…北朝鮮・金正恩政権最大の建設事業、次なる一手
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【02月13日 KOREA WAVE】北朝鮮が2021年から進めてきた首都平壌の「5万世帯住宅建設事業」が、近く完了する見通しとなった。今月下旬に予定される第9回党大会を前に、大規模な完工式典が開かれる可能性がある。
米国の北朝鮮専門メディア「NKニュース」は11日、衛星画像を分析した結果、建設現場に設置されていた労働者用の仮設宿舎(テント)などが今月3日以降に撤去されたと報じた。また、華城地区第4段階工事現場近くの平壌中央動物園前の道路沿いには、開幕式の舞台とみられる構造物が設置されているという。
平壌5万世帯住宅建設事業は、2021年から2025年まで毎年1万戸ずつ、計5万戸の住宅を建設するという5カ年計画だ。
北朝鮮は2022年に平壌郊外の松新・松花地区から始まり、2023年には和盛地区第1段階として「和盛通り」を完成させた。2024年と2025年にはそれぞれ第2段階、第3段階工事を終え、最後となる第4段階は昨年2月に着工し、現在はほぼ仕上げ段階に入っているとされる。
朝鮮労働党機関紙は先月、総工事量の99%まで進み、最終作業を進めていると伝えていた。
この事業は、キム・ジョンウン(金正恩)総書記の執権以降で最も長期にわたる大規模建設プロジェクトの一つで、平壌外郭を再開発し新都市を形成する計画と位置付けられる。老朽地域の再整備を通じて民心を取り込み、首都の拡張を図る狙いがあるとみられる。
北朝鮮はこれに続き、2024年から「地方発展20×10政策」を掲げ、10年間にわたり毎年20の地方都市に工場や病院などを建設する計画も進めている。
当局は今回の5万戸住宅事業をキム総書記の代表的業績として強調し、第9回党大会では新たな建設計画を打ち出す可能性が高い。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News