欧州防衛の新拠点誕生…韓国ハンファ、ルーマニアにK9生産基地「現地化率80%目標」
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韓国の大手防衛産業「ハンファ」グループ傘下の「ハンファエアロスペース」は11日(現地時間)、ルーマニア・ドゥンボヴィツァ県ペトレシティで、K9自走砲とK10弾薬運搬装甲車を生産する現地工場(H-ACEヨーロッパ)の着工式を開催した。同社は今回の工場がルーマニアのみならず、欧州の防衛産業サプライチェーン強化にも寄与すると期待している。
韓国メガ・ニュース(MEGA News)のリュ・ウンジュ記者の取材によると、H-ACEヨーロッパは、K9自走砲やK10弾薬運搬装甲車の現地生産を支援する中核拠点だ。ハンファエアロスペースは同施設を通じて、組立・統合・試験・整備(MRO)を含む全周期支援体制を構築する。ルーマニア産業の参加を基盤に現地化率を最大80%まで引き上げることを目標としている。
H-ACEヨーロッパ約18万1055㎡規模の敷地に先端組立ラインと性能・検証試験施設、全長1751メートルの走行試験路などを備える予定。
ハンファエアロスペースは今後、歩兵戦闘装甲車(IFV)、長距離精密打撃体系、無人地上体系(UGV)など先端地上体系の生産・支援まで拡張可能な欧州地域ハブへと発展できるよう、段階的に能力を拡大していく。
同社は施設の構築および運営過程でルーマニア現地パートナーとの協力を強化し、現地生産能力を高める。30社以上の現地パートナーとの協力基盤を拡大し、ルーマニア企業のグローバルサプライチェーン編入を支援する。
ハンファエアロスペースは2024年7月、ルーマニアとK9自走砲54門、K10弾薬運搬装甲車36両の供給契約を締結した。ルーマニアはK9運用国協議体「K9ユーザークラブ」の10番目の加盟国であり、NATO加盟国のうち6番目のK9運用国である。
ハンファエアロスペース関係者は「ルーマニア現地生産基盤の構築を通じて、ルーマニアの防衛力近代化需要に安定的に対応し、現地産業協力の拡大と地域経済活性化にも寄与する」と述べた。
(c)KOREA WAVE/AFPBB News