「起用で売上470%増」…韓国“フードテイナー”がリビング業界を動かす時代に
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【02月12日 KOREA WAVE】韓国で料理系バラエティ番組が人気を集める中、料理の腕前と大衆的な知名度を兼ね備えた“フードテイナー(Food+Entertainer)”の存在感が高まっている。こうした人材を広告モデルやアンバサダーとして積極的に起用するリビングブランドが増えている。
キッチン用品メーカーのサーモスは10日、昨年9月に俳優のリュ・スヨンをキッチンウェアのモデルに起用した後、売り上げが大きく伸びたと明らかにした。料理番組『新商品発売 ペンストラン」で「オナム先生」として活躍し、料理本も出版しているリュ・スヨンは、「K-家庭料理の伝道師」として知られる代表的なフードテイナーだ。
サーモスはリュ・スヨンを起用し、ノンスティックコーティングのフライパンを訴求。さらに「毎日料理、ずっと簡単に」をテーマにしたキャンペーンや、「リュ・スヨンのPANクラブ クッキングクラス」など、攻めのマーケティングを展開した。
その結果、2025年9~12月のキッチンウェア全体の売り上げは、直前の4カ月と比べて470%増という大幅な伸びを記録した。サーモス関係者は「“毎日料理をする人”の視点で製品の実用性と利便性を伝えられたことが、消費者の共感を得た」と説明している。
家具・ホームファニシング分野でも同様の動きが見られる。イケア・コリアは昨年10月、「すべての始まりはキッチンから」キャンペーンのアンバサダーにカン・ジュウンを起用した。多様な番組やYouTubeを通じて買い物のコツや健康的な食生活を発信してきた点を評価し、料理と食事の楽しさ、実用的なキッチンアイデアを伝えていく。
また、新世界カサのライフスタイルブランド「JAJU(ジャジュ)」は、歌手兼女優のイ・ジョンヒョンと協業。番組や個人YouTubeで日常や多彩なレシピを自然体で共有する姿が、ブランド哲学と合致したとしてアンバサダーに選定した。
業界関係者は「フードコンテンツの消費が日常化する中、リビング用品でも“一緒に料理する人”というフードテイナーのイメージが重要になっている。今後もフードテイナーを軸にしたストーリーテリング強化がマーケティングの鍵になる」と展望している。
(c)NEWSIS/KOREA WAVE/AFPBB News