ミサイル部品と肉を交換?…北朝鮮とベラルーシに浮上した“制裁回避取引”
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【02月12日 KOREA WAVE】北朝鮮が2025年末、ベラルーシにミサイル発射台(TEL)車両向け部品を供給する一方、見返りとして数千トン規模の肉類を受け取った可能性が浮上した。両国が「ロシアの友好国」という結び付きを背景に、経済・軍事面の接触を強めているとの見方が出ている。
米国の北朝鮮専門メディアNKニュースは7日、ベラルーシの独立系メディアを引用し、昨年末に数十万ドル相当のベラルーシ産牛肉、鶏もも肉、缶詰肉や内臓が鉄道で北朝鮮へ輸出されたと報じた。取引は、ポーランドに拠点を置く第三国企業が商品を購入し北朝鮮へ送る形を取り、専門家は制裁回避を狙った典型的な迂回取引だと指摘している。
近年、北朝鮮とベラルーシは関係強化を進めてきた。2025年7月にはマクシム・リジェンコフ外相が平壌を訪問し、同年10月にはチェ・ソニ(崔善姫)外相がベラルーシを訪れ、リジェンコフ外相と会談した。さらに2025年9月、キム・ジョンウン(金正恩)総書記が北京での行事出席に合わせ、ルカシェンコ大統領と会い、平壌への招待を伝えたとされる。
一部では、北朝鮮がベラルーシに重要な軍需物資を供給している可能性も取り沙汰される。セキュリティ分析企業がまとめた報告書によると、北朝鮮はベラルーシにある大陸間弾道ミサイル(ICBM)用移動式発射台(TEL)の生産企業に対し、自動車部品を提供した疑いがある。具体的には、精密操舵システム、電子制御モジュール、ポリウレタン製ホースなどが含まれるという。
こうした動きは、国連安全保障理事会決議2397号および2375号に反する可能性が高い。今後も両国が国際社会の制裁を回避し、軍需・輸送関連物資の取引を続ける恐れがあるとして、警戒が強まっている。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News