韓国・李在明大統領の「X」発信が過熱…2月に入り検索量が最高水準
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【02月11日 KOREA WAVE】韓国のイ・ジェミョン(李在明)大統領のX(旧ツイッター)を巡る検索量が2月に入って急増している。不動産問題をはじめ、株価操作やフェイクニュースといった核心的な懸案に対し、歯に衣着せぬ発信を続けているためだ。
グーグルトレンドによると、イ・ジェミョン大統領のXに関する検索量は2月1日に指数100を記録し、直近3カ月で最高値に達した。グーグルトレンドは、特定のキーワードの検索量推移を0~100の指数で示すサービスで、関心の高まりを可視化する。
検索量が動き始めたのは1月23日ごろからだ。この日、イ・ジェミョン大統領はXで「多住宅所有者に対する譲渡所得税重課の猶予終了」に言及し、25日には「異常による不公正な利益は必ず一掃すべきだ」と投稿し、政策への意志を明確にした。
検索量がピークを迎えた2月1日も話題は不動産だった。イ・ジェミョン大統領は「不動産投機で国が滅びるのを見ながら、なぜ投機の味方をするのか」と記し、特定の経済メディアを名指しで批判した。
政界では、イ・ジェミョン大統領による「X政治」が本格段階に入ったとの見方が広がる。2025年までは公式行事の所感や政策広報が中心だったが、2026年に入ってからは不動産、株価操作、フェイクニュースなどを正面から突く直接的なメッセージが相次いでいる。
こうした変化の背景には、アカウントの「直接管理」がある。これまで参謀陣が大統領の指示を受けて投稿する形が主だったが、最近はイ・ジェミョン大統領自身が文面を投稿していると受け止められている。その結果、午前1時にも投稿が上がるなど、時間帯を問わない発信が続く。1月の投稿数は計65件で、1日平均2件の計算だ。
評価はおおむね好意的だ。国民が大統領の考えをより直接に知ることができ、政府組織内でも政策の方向性が明確になったとの声がある。6日には「最近、ボイスフィッシングが少し下火になったと思いませんか」と投稿し、警察庁のコリア専担班や国家情報院を名指しで称賛し、現場の士気向上にもつなげた。
青瓦台内部では「仕事をうまく進めている」との肯定的評価が上昇している点を踏まえ、Xでの発信が一定の効果を生んでいるとみている。世論調査会社4社が5日に公表した調査では、イ・ジェミョン大統領の国政運営に対する肯定評価が2週間前より4ポイント上昇し、63%に達した。
一方で、率直すぎる表現が政治・経済面の波紋を広げかねないとの懸念も出ている。最近、カンボジア語で「韓国人に手を出せば破滅する」との趣旨の表現を投稿し、カンボジア側からの照会を受けて削除する事態もあった。
イ・ジェミョン大統領のXは、政界のみならず産業界でも大きな関心事だ。成果を挙げた企業には公に謝意を示す一方、問題がある場合は名指しで指摘するなど、「アメとムチ」を使い分けている。1月28日にはKB金融グループによる全北革新都市金融タウン造成に感謝を示し話題となったが、2月7日には国内最大の経済団体である大韓商工会議所をフェイクニュース問題で公然と批判した。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News