9日、ソウル市鍾路区の通仁市場にある飲食店で商人と話しながら食事をする韓国のイ・ジェミョン(李在明)大統領(c)news1
9日、ソウル市鍾路区の通仁市場にある飲食店で商人と話しながら食事をする韓国のイ・ジェミョン(李在明)大統領(c)news1

【02月11日 KOREA WAVE】韓国のイ・ジェミョン(李在明)大統領が旧正月を控えた9日夜、ソウル市鍾路区の通仁市場を予告なく訪れた。青瓦台の安貴嶺副報道官によると、大統領は市場内の食堂に立ち寄り、ソモリクッパ(牛頭スープ)で夕食を取ったという。

最近、いくつかの経済指標に改善の兆しが見られる一方、食料品価格など生活の実感としては厳しいとの声が根強い。今回の訪問は、そうした国民の声を現場で直接聞くために組まれた。

イ・ジェミョン大統領は「輸出が回復し、株価も上向いているが、実際に食堂で一食取ってみると、なぜ国民が苦しいと言うのかが分かる」と語った。そのうえで「国民が実感できなければ、経済が良くなったとは言えない。政策の成果は統計ではなく、日常生活の中で確認されるべきだ」と強調した。

大統領は食堂の店主に対し、大企業を中心とした景気回復の効果が地域商圏にも波及しているかを尋ねた。店主は「体感景気は依然として厳しいが、大統領が力を尽くしてくれているおかげで雰囲気は少しずつ良くなっている。青瓦台復帰後は職員や警察関係者が食事に訪れることも増えた」と答えた。

食事後、イ・ジェミョン大統領は近くのカフェに立ち寄り、柚子茶を注文した。カフェの店主は「新型コロナ禍と大統領府の龍山移転期を乗り越えてきた。今は希望を持って暮らしている」と語り、「商人会の活動にも積極的に参加し、市場の活性化に力を注いでいる」と述べた。大統領は「通仁市場がさらに活力ある空間になってほしい」と応じた。

イ・ジェミョン大統領は「政策は机の上ではなく、現場で答えを見つけるものだ。今日聞いた話を丁寧に反映し、国民が実際に体感できる変化をつくっていく」と述べ、「これからも一層きめ細かく目を配り、努力を重ねたい」と語った。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News