【2月10日 AFP】少女らへの性的人身取引の罪で起訴され、勾留中に自殺した富豪ジェフリー・エプスタイン元被告の元交際相手で共犯者のギレーヌ・マクスウェル受刑者は9日、事件についての米議会議員からの質問に答えることを拒否した。マクスウェル受刑者の弁護士は、ドナルド・トランプ米大統領から恩赦が与えられれば話す準備があるとしている。

性的人身取引の罪で20年の刑を服しているマクスウェル受刑者は、エプスタイン元被告との関係について、下院監視委員会から質問を受けていたが、合衆国憲法修正第5条の権利を行使するとして回答を拒否した。

委員会が公開した証言録音では、テキサス州の刑務所でテーブルに座り、目を伏せた状態でビデオリンクを通じて話すマクスウェル受刑者の姿が映っていた。

委員会は、マクスウェル受刑者やエプスタイン元被告らが、恩恵を得たり、捜査や監視を避けたりするために裕福で著名な人物らと交際していたかどうか、さらにはトランプ氏が「紹介された人物と性的行為に及んだことがあるか」と質問した。

これに対し、マクスウェル受刑者は「私は修正第5条の黙秘権を行使します」とだけ繰り返し、委員会は早々と質問を打ち切った。

マクスウェル受刑者の弁護士、デービッド・マーカス氏は、トランプ氏から恩赦を受ければ公に話す準備があるとし、また、エプスタインとかつて親しかったトランプ氏と元大統領ビル・クリントン氏は「いかなる不正行為にも関与していない」と述べた。

マーカス氏は「マクスウェル受刑者だけがその理由を説明でき、国民はその説明を受ける権利がある」とした。

エプスタイン事件に関連して有罪判決を受けた唯一の人物であるマクスウェル受刑者は2021年、エプスタイン元被告に未成年の少女を引き渡したとして有罪判決を受けた。(c)AFP/Robin LEGRAND