【2月14日  People’s Daily】2025年は習近平(Xi Jinping)主席が「サイバー空間運命共同体」の構築理念を提唱してから10周年に当たる。25年11月6日から9日にかけて「2025年世界インターネット大会・烏鎮サミット」が浙江省(Zhejiang)烏鎮鎮で開催された。中国内外の来賓は「サイバー空間運命共同体」理念が提起されて以降の10年間に収めた豊かな成果と生きた実践を総括し、グローバルなサイバー空間における協力とウィンウィンの方策について意見を交わした。世界のインターネット発展とガバナンスに向けて、知恵と力を結集する場となった。

「サイバー空間運命共同体」の構築理念は中国に起源があるが、世界に属するものである。15年、習近平主席は創造的にこの理念を打ち出し、グローバル・インターネットが「どこへ向かうのか」という時代の問いに応えた。この理念は、情報化時代の発展潮流と人類社会の進歩の大勢に順応し、サイバー空間が直面するリスクや課題に応えるものだ。

グローバル・インターネットの発展とガバナンスについて、「四つの原則」と「五つの提案」を体系的に提唱し、発展の共同推進、安全の共同維持、ガバナンスへの共同参加、成果の共同享受を強調した。また、発展優先、安危与共(安全とリスクを共に担う)、文明の相互交流学習を提唱した。

グローバル・インターネットが「誰のために発展するのか」「どのようにガバナンスするのか」といった核心的な問題に対し、明確で完全な理念の枠組みと、実行可能な行動の道筋を提示した。この中国の理念は、国際社会からますます広範な認知と支持を得ている。

先進的な実践で世界の協力をリードしながら、「世界インターネット大会」は世界の知恵を集め、各方面のコンセンサスを形成する重要なプラットフォームとなっている。今年の「烏鎮サミット」期間中には、自動運転車、「視線入力」によるアクセシビリティ向上ソリューション、AIによる絵画制作などの革新的技術製品が相次いで披露された。大規模言語モデル、スマートインターネット、具身型AI(エンボディド・インテリジェンス)、量子コンピューティングなどの最先端分野を網羅する17件のプロジェクトが先端科学技術賞を受賞し、12件の「サイバー空間運命共同体の構築に向けた優良事例」も会場で発表された。

「世界インターネット大会」が、世界のインターネットの新しい技術発展の「風向計」としての役割は、引き続き明確になっている。現在40余りの国と地域から210を超える機関、団体、企業および個人が「世界インターネット大会」の会員となっている。

近年この大会は、「デジタル文明・尼山対話」や「世界インターネット大会アジア太平洋サミット」などの専門フォーラムや地域会議を開催し続けることで「友好の輪」を拡大し、グローバルな対話と交流を促進するプラットフォームとしての機能を絶えず向上させている。

グローバル・インターネットに全面接続してから30余年、中国は世界のインターネット発展の受益者であると同時に、国際的サイバー空間の平和の構築者、発展の貢献者、秩序の維持者でもある。中国は国連のサイバーセキュリティ関連プロセスに積極的に参加し、国連がサイバー空間のグローバル・ガバナンスにおいて中核的役割を果たすことを支持してきた。また中国は、モバイルインターネット応用、デジタル決済、ショート動画などの分野で豊富な経験と先進技術を蓄積し、国際協力を通じて、より多くの国と人びとがインターネット発展の成果を共有できるよう積極的に後押ししている。

グローバルなインターネットの発展とガバナンスの問題をめぐり、中国は常に真の多国間主義を堅持し、国際的な公平と正義を断固として守ってきた。「サイバー空間運命共同体」は、多くの国の参加と多くの関係者の参加を堅持し、サイバー主権を尊重し、パートナーシップ精神を発揚し「みんなのことは、みんなで話し合って決める」という原則を貫いている。

現在、世界のサイバー空間における発展資源の配分は著しく不均衡であり、サイバーセキュリティの脅威は一層複雑化している。こうした背景の下、各方面の関係者はデジタル化、ネットワーク化、知能化という発展の大勢を的確に捉え、イノベーションを第一の原動力とし、安全を最低限の要求とし、普遍的な利益を追求すべき価値と位置づけ、サイバー空間の革新的で安全で包摂的な発展を加速させるべきである。

中国は国際協力を積極的に提唱し、世界各国がサイバー空間において互いの強みを補完し合い、共同発展を実現するのを後押ししている。「中国・アフリカ・インターネット企業協力ネットワーク」の設立、「中南米インターネット発展と協力フォーラム」の開催、「中国-ASEAN情報ポートフォーラム」の開催、「グローバル・インターネット人材卓越計画研修コース」の開設などの一連の取り組みは、中国の「サイバー空間運命共同体」構築の理念を生き生きと体現し、各国・各方面の協調的発展に新たな原動力を注入し、デジタル格差の解消に貢献している。

情報革命の時代の潮流は滔々と前進している。サイバー空間は、人類が描くより良い未来への無限の期待を担っている。中国は今後も一貫して各国と交流を深め、実務的な協力を推進し、情報革命の発展における歴史的主導権を共に掌握し、「サイバー空間運命共同体」の構築を新たな段階へと押し進め、インターネットがより一層、世界各国の人びとに恩恵をもたらすよう尽力していく。(c)People’s Daily /AFPBB News