【2月10日 AFP】英国の警察は9日、元英王子のアンドルー・マウントバッテン・ウィンザー氏に対する公務上の不正行為の疑いについて、警察が「評価中」だと発表した。アンドルー氏が英国の貿易特使を務めていた当時、少女らへの性的人身取引の罪で起訴され勾留中に自殺した富豪ジェフリー・エプスタイン元被告に機密情報を漏えいしていた可能性を示唆する電子メールの存在が明らかになったことを受けたものだ。

アンドルー氏がかつて居住していたウィンザーを管轄するテムズバレー警察は、犯罪に当たるとされる不正行為に関する通報を受け取ったことを認め、「当局の確立された手続きに従い、情報を評価している」と述べた。

これに先立ち、英国の立憲君主制廃止と共和制樹立を求める市民団体「リパブリック」のグラハム・スミス代表は、米司法省が先月公開したエプスタイン関連文書の中に問題の電子メールが含まれていたため、自身が通報したと明らかにしていた。

AFPが確認した2010年11月付の電子メールによると、アンドルー氏はアジア公式訪問後、ベトナム、香港、深セン、シンガポールに関する報告書をエプスタイン元被告と共有していたとみられる。

BBCによれば、アンドルー氏は、エプスタイン元被告のビジネス関係者が同行したこの公式訪問の詳細を、数か月後の投資機会に関する情報とともに、元被告に送っていたという。

BBCは公式指針として、貿易特使には公式訪問に関連する商業や政治に関するセンシティブな情報について守秘義務が課されていると報じている。

アンドルー氏は2001年から10年間、英国の貿易特使を務めていた。(c)AFP