トランプ氏、加米新橋の開通阻止を警告「米が半分所有すべき」
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【2月10日 AFP】ドナルド・トランプ米大統領は9日、現在建設中のカナダのオンタリオ州と米国のミシガン州を結ぶ橋について、開通を阻止すると警告した。橋は今年後半に開通する予定となっている。
トランプ氏は、自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」への投稿で、建設中のゴーディ・ハウ国際橋の「少なくとも半分」を米国が所有すべきだと主張した。
カナダ出身で北米アイスホーケーリーグ(NHL)で活躍した故ゴーディ・ハウ選手にちなんで命名された同橋は、2018年に着工し、総工費は47億ドル(約7300億円)とされる。
トランプ氏は「米国が提供してきたすべてのものに対する補償が完全に行われるまで、橋の開通は許さない。また、カナダが公平かつ相応の敬意をもって米国と接することが重要だ」と述べ、橋の所有・管理がカナダ側にあり、建設に「ほとんど」米国製品を使用していないことに不満を示した。その上で、交渉を直ちに開始するとした。
さらに、「(カナダの)マーク・カーニー首相は中国と取引をしようとしている。中国はカナダを食い尽くすだろう。その残り物を得るだけという事態は認めない」とも付け加えた。
カーニー氏は先月、中国・北京を訪問し、中国との予備的な貿易協定を締結した。これを受け、トランプ政権はカナダに100%の関税を課すと警告している。
こうした中でトランプ氏は、「中国がカナダで行われているすべてのアイスホッケーを終わらせる」との突飛な主張も繰り返した。
2025年1月の再就任以降、トランプ政権は貿易をめぐってカナダと衝突しており、一時はカナダ併合にも言及していた。
一方、カーニー首相は先月のダボス会議で、トランプ氏の行動を念頭に、米国主導の国際秩序が「重大な亀裂」に直面していると警告し、中堅国が連携する必要性を訴えた。(c)AFP