【2月10日 AFP】レバノン北部の都市トリポリで8日、アパートが崩壊し、14人が死亡した。民間防衛当局が9日、発表した。捜索・救助活動は終了している。

ナワフ・サラム首相は、当局が崩壊の危険がある114棟の建物の住民を避難させるなどの措置を講じることを決定したと述べた。貧困が深刻な問題となっているトリポリでは、住民が長年にわたり当局の怠慢を非難している。

崩壊した建物はトリポリで最も貧しい地区の一つ、バブタバネ地区にあった。2棟で構成され、それぞれ6住戸が入っていた。崩壊時には22人が建物内にいた。

民間防衛当局の責任者イマド・クレイシュ氏は建物の前で記者団に、「捜索・救助活動は終了した」と述べ、8人の住民が救助された一方で、「残念ながら14人が亡くなった」と語った。

治安当局はさらなる崩壊を警戒し、周辺の建物から住民を避難させた。

トリポリでは先月末にも別の建物が崩壊し、2人が死亡している。

レバノンには老朽化した建物が点在しており、多くの住宅が深刻な修繕不足の状態にある。

多くの建物は違法に建設されており、特に1975年から1990年の内戦中に建てられたものが多い。また、一部の所有者は無許可で既存の住宅に新しい階を追加している。(c)AFP